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ウォマ

ボア・パイソンの仲間の第一弾は、オーストラリアの高級パイソン・ウォマの登場です!

執筆者:星野 一三雄

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ウォマ

学 名Aspidites ramsayi別 名:-英 名:Woma分 布:オーストラリア中西部全 長:150~300cm

原始的な特徴を残していると言われ、オーストラリアを代表するパイソンです。

写真のように頭部はアメ色で上品な感じがします。胴部の体色や斑紋は生息地域により若干の差があると見られ、研究者によってはA.r.ramsayiA.r.panoptesおよびA.r.richardjonesiiの3亜種に分けています。同じオーストラリアのズグロニシキヘビA.melanocephalusと同じように、他のパイソンにある口唇部の「ピット器官」がないのも特徴です。

主に乾燥した砂漠地帯や岩場、荒れ地で、観光地で有名なエアーズロック周辺のような環境に生息しています。基本的に夜行性で、昼間は哺乳類が掘った穴などで暑さをしのぎ、夜間に徘徊して哺乳類やトカゲ、ヘビなどを補食しています。

10個前後の卵を産み、孵化した幼蛇は50cm程度です。

ご存じのようにオーストラリアは野生動物の輸出を禁止していますので、まさにパイソンファン憧れのヘビです。しかし、アメリカやヨーロッパでCB化が進んでおりかつてよりは、かなり安く流通するようになりました。とは言っても簡単に飼ってしまおうと思えるような値段ではないんですが。オーストラリアでは野生の個体が減少傾向で保護動物に指定されているようです。またIUCNのレッドデータリストでは絶滅危惧IB(EN)に指定されており「近い将来、絶滅の危険性が高い」となっています。ぜひ日本でもCB化が進んで欲しいものです。

CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種
  • 乾燥系のヘビなので多湿にしない
  • 水はよく飲む
  • 代謝は早いが排泄はまとめて大量に行う
  • など

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    <参考サイト>
    S'hei's Homepage

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    ウォマ
    撮影協力:Dragon Herptile Japan
    飼育の基本情報
    飼育容器サイズに合わせてプラケース・衣装ケース・爬虫類専用ケースなどを使う。地表性なので高さは必要ない。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい。
    温度26.5~29℃程度に保温。ホットスポットを32℃くらいになるように設置する。
    照明ホットスポットのみ
    床材ウッドシェイブなど。新聞紙やクッキングペーパーでも良い。
    容器内レイアウト水容器とシェルターを設置する。ただしほとんど水容器内に入ることはないので大きくなくても良い。
    大きさに合わせたマウス。冷凍を解凍したものでよい。
    基本的な世話
    ※「飼育の基本情報」は海外サイトおよびS'hei's Homepageを参考にしました。
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    ※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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