パーカーナガクビガメの基本情報
写真提供:Herptile Lovers
学 名:Chelodina parkeri英 名:Parker's Snake-necked Turtle分 布:ニューギニア島南部甲長:最大26cm
ナガクビガメの中でももっとも美しいと言われ、人気が高い種です。頭部の明瞭な虫食い状の斑紋や、成長にしたがって複雑になる背甲の模様などは比較的、単色で地味なイメージのナガクビガメの仲間としては派手な部類と言えるでしょう。
生息地のニューギニアでは乾期があるので、その時期は休眠状態に入ると言われています。また水棲傾向が強く、ナガクビガメの中でももっとも泳ぎがうまいのでほとんど陸に上がらない生活をしているそうです。
近縁種であるいわゆる「ジーベンロックナガクビガメとともに、少ないながらも比較的コンスタントに流通していて、CB個体なども見かけます。
曲頸類としては、それほど大型にならないため飼育に向きますが、特に幼体はやや成長させるのが難しく、上級者向けのカメと言えます。
パーカーナガクビガメの飼育方法
飼育容器60~90cmクラスの水槽や衣装ケースなど
温度
最低でも20℃を下回らない程度に保温
照明
紫外線入りのバスキングランプが必要
ろ過
できれば、外部式フィルターと上部フィルター
床材(底砂)
特に必要なし
容器内レイアウト
泳ぎ回れる程度の水深で浮島や流木程度の完全に乾燥した陸地を設置する。あくまで水量を多くとる
餌
配合飼料には餌付きにくいので小魚やエビなどを利用する
基本的な世話
多くの水棲傾向が強い水棲ガメに準ずる
- 週に1度、強制的に乾燥させ甲羅干しをする
- 幼体にはまめな給餌と強制甲羅干しをする
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