爬虫類・両生類/両生類・爬虫類関連情報

そして伝説へ... ハープラックを知っているか?(2ページ目)

要するにちょっとした提灯記事でありますが、イイものはやはりみなさんにご紹介したいのです。プラケの山の下の方に埋もれた個体を救うにはコレしかない!

執筆者:星野 一三雄

外国のブリーダー達

雑誌なんかにで、海外のプロブリーダーのファームの様子などを見ると、どうやら引き出し式のユニットケージがたくさんの種類があるようで、実にうらやましい環境です。それこそ小さいサイズのモノから大きいサイズのモノまで。
やはりそういう意味では海外の方が恵まれていると言えます。
私もマネをして、ホームセンターなどで事務用品の引き出し式のトレイを利用してみたり、引き出し式の収納ケースなどを利用してみたりしたのですが、やはりそれ専用ではないので、使い勝手が悪くて挫折しています。特に、引き出し部の上方に大きなすき間ができて、そこから脱走されてしまうことが最大の欠点です。欠点というかムリです。

ハープラック

そういうプラケースの山に頭を悩ましていた飼育者たちが待ち望んでいたのが、スドーが発売した「Herprack(ハープラック)」だったのです。
これが1ユニット
ハープラック

ハープラックは写真を見ればわかるように、中型クラスのプラケース(ハープラック専用)を引き出し状に使えるようにした飼育容器です。
ひとつのユニットで3列×2段=6個のプラケースを引き出し状にできますので、今までのように下の方にあるプラケのメンテナンスをするためにいちいち上のプラケをどかして...などという手間が省けてとても楽チン。
しかも、これらのユニットを上下に組み合わせる事ができますので、写真のように3ユニットを組み合わせれば、6個×3ユニットで18個のプラケが引き出し状に使えます。
高さは1m強
3ユニットを積み重ねた形

私の家では予算の都合上、3ユニットを組み合わせているだけですが、本当に便利で私のようなズボラでも下の方の生き物まできちんとメンテナンスできるようになりました。
ハープラックを使って一番、気に入っているのはそれぞれが金網でフタされている構造になっていますのでバツグンの通気性が得られることです。自作ケージでは金網を張るのが一番面倒なので、もっともありがたい部分です。
サイズは3列のユニットで約70×35×35cmです。つまりプラケひとつ当たりならば幅20cm強×奥行き35cm弱×高さ15cm弱といったところですのでトカゲモドキや小型のナミヘビ、有尾類あたりには十分です。そもそもこういう種を飼育する方たちってコレクション趣味とか本格的にブリーディングしている方が多いので、役立つはずです。最近になって両爬飼育をはじめて、どうやらレオパとか小型のナミヘビとか有尾類に関心を持っている方たちは、本当におすすめです。

左上よりテキサスラットスネーク、アカマダラ、孵化器、アカマダラ、カラスヘビ、レオパ、サキシママダラ、チュウゴクシュウダ、タイリクスジオ、サキシママダラ、アオダイショウ、ヨナグニシュウダなど
我が家での使用状況
ちなみに私の家ではレオパとマダラヘビ成体、シュウダやスジオ、アオダイショウなどの亜成体、カリキンあたりのレギュラーの飼育容器ですし、卵の孵化器としても使用しています。
ハープラックは16000円が標準価格ですから、プラケひとつ当たり2700円ですので、これを安いと見るか、高いと見るか...

と、このままでは本当に宣伝の提灯記事と思われてしまいますので、私がこれまで経験した中で感じた欠点というか使用上の注意をいくつか挙げてみましょう。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます