全国の両爬ファンのみなさん、コンニチハ!!
さて「餌動物飼育図鑑」も三回目になります。今回は、これまでも「使いたいなぁ、とは思っているけど、何となく抵抗もあるし、あえてこれでなくてはいけないという理由が見当たらないから、もっと一般的な餌を使おう」という感じでイマイチ餌動物としてはマイナーな部類である「ミミズの養殖」がテーマであります。
実は私自身も、アオヘビとかタカチホ、ヒメヘビといった国産ミミズ食いのヘビの飼育に使いたいと思って、勉強したいなと思っていたのです。で、今回の記事のために二人の「ミミズ養殖の大家」にご教授いただきましたので、会心の内容と自負しておりますです。

ところが、あんまり書きたいことが多すぎて、一回の記事では収まらなくなってしまったので、今回は特別に皆様にご容赦いただき、前後編の二回に分けてお送りさせていただきます。スミマセン。
今回の前編は、ミミズ養殖の前に知っておきたい、基礎知識などのウンチクをお送りいたします。なお、後編は5/7にアップいたします。しばらくお待ちください。

シマミミズ 写真:工房"もちゃむら"のホームページフトミミズの一種

体 長数mmから2m以上(国内では20cm程度)
生息地世界各地
用 途水性カメ・ミミズ食性のヘビ・ヒバカリ・ニホンカナヘビやニホントカゲなどの一部トカゲ・有尾類・中型以上の地表性カエルなど
使用方法生きたまま与える・適当な大きさに切って与える、など
解 説もっとも代表的かつ大型の土壌生物。環形動物門貧毛綱に属する。全世界に7000種以上が知られ、国内では少なくとも50種以上。耕作地における土壌の改善に大きな役割を担っている。

ミミズ類の栄養成分表(可食部100g中)
食品名エネルギー(kcal)水分(g/100g)蛋白質(g)脂質(g)炭水化物
糖質(g)

コレステロ
ール(mg)

ビタミン(mg)無機質(mg)
A (IU)B1B2B3CD (IU)Eカリウムナトリウムリンカルシウム

ミミズ類

資料なし!!データ募集中!!近々アップ予定

▼両爬の餌としてのミミズ
実際は、私たちが飼育対象にしている両爬の中にはミミズを餌として、必ず必要になる種類はいないと考えていいでしょう。ただ林床などや湿地帯に生息する地表性の種が自然下でミミズを食っていることは十分に考えられますし、いつものように餌のバリエーションを増やすためにはないよりはあった方がいいかもしれません。

現在、ミミズを餌用に入手するためには
 ・自分で採集する
 ・釣り餌用に販売されているミミズを購入する
 ・両爬の餌用に販売されているミミズを購入する

の3つの方法が考えられます。
しかしながら、やはり採集に頼るのは供給が不安定ですし、餌用とはいえ自然から大量に採集するのはあまり感心できません。両爬の餌用に販売されているミミズも採集されたものです。さらに、後で詳しく述べますが、採集されたミミズは汚染されている場合があることも考えられます。
また釣り餌用のミミズは、なぜか食いが悪い場合があり、さらに野生採集のミミズよりも特に重金属に汚染されている場合が多いようです。さらに釣り餌用のミミズは、ミミズが本来、体内に持っている薬効成分の両爬への影響も懸念されます。
そんなわけで餌用ミミズの自家養殖を考えることは、決して無駄ではないと思います。