爬虫類・両生類/フィールドワーク

(1) Gバリアリーフを見ないケアンズ旅行(3ページ目)

行って参りました!!オーストラリアへ!!今回から3回にわたって、国産主義者・星野の初の海外遠征「オーストラリア旅行記」をお送りします。

執筆者:星野 一三雄

▼一日目夜の部
一時間半ほど仮眠をとった後、車をケアンズに向けて走らせます。いかにもヘビが出そうな雰囲気ではあるのですが、土曜日の夜ということもあって、こんな道なのに交通量が多いのが気になります。
それでも道路上ではさっそくいろいろなカエルたちが姿を見せます。緑色のアメガエルたちもいますが、興味深いのはオーストラリア固有のカメガエル科の仲間たち。残念ながら種名の確定はできませんが、大きいのから小さいのまでいろいろいるのがおもしろい。
なんかでかいカエル

腹ごしらえのために寄った店の植え込みの中でひときわ大きな声で鳴くカエルの姿を探せば有名なクツワアメガエルLitoria infrafrenata でした。単なる、でっかいアマガエルではありますが、オーストラリアで見る姿は格別です。
クツワアメガエル

道の下を横切る川原に出れば、水の中ではレインボーフィッシュの仲間とか、ユゴイの仲間の姿を見ることができますので、若干、汽水に近い環境であることがわかります。

しかし、それにしてもヘビに出会えません。夜の道路をくまなく見ながら、動体視力をフルに使いながらも...いない、いない、ヘビがいない。なぜなんでしょう?
タイパンやブラウンスネーク、名もなきコブラ。そしてパイソン。そんなんがわらわらいるイメージだったのですが...結局、時間が許す、深夜1時過ぎまでさまざまな場所に立ち寄ったりしたのですが、ヘビと出会うことはできませんでした。

道路を横切るパイソンやコブラの仲間の姿を期待しての夜間のフィールディングでしたが、残念ながら、満足のいく結果にはなりませんでした。これだけ環境がよくて、長い時間もかけたのですが、これといったものと出会うことがなかった初日のフィールディングは、がっかりというよりもむしろ、オーストラリアの懐の深さと「オーストラリアは爬虫類天国、きっとたくさんの生き物と出会うことができるはず」という認識が甘かったということを痛感させられました。
明日は、オーストラリアらしい乾燥系の草原のフィールディングです。明日は、もっと多くの生き物に出会えますように…

続きはコチラ↓
オーストラリア旅行記・Vol2
オーストラリア旅行記・Vol3

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<関連サイト>
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