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ネコの日常的なお手入れ-Vol.5 目をきれいに

鼻が短い種類のネコや、以前に風邪をこじらせて慢性蓄膿症になっているネコ…目のケアが必要なネコには。。。

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

-目をきれいに-
 

『ネコって目もキレイにする必要があるの?』
『うちの子、ものを食べると目ヤニが出るのよ』

とお悩みの飼い主さんがいらっしゃるかもしれません。

今回は「ネコの目の手入れ」について、基本的な事を書かせて頂きます。

冒頭にも書いたように、食事をすると目ヤニが出るネコ…これは特に鼻が短いネコに見られる現象です。鼻と目の距離が短いとどうしても涙管が詰まりやすく、餌を食べた後など目ヤニや涙が出やすくなります。

また、幼い頃に風邪を引いて治りきらず、慢性的な蓄膿症になってしまっているネコもいます。そんなネコも、やはり食事の後は目ヤニや涙が出やすいようです。

目ヤニをつけたままにしておくと、白など薄いカラーのネコの場合は涙やけで毛の色が変わってしまいます。またその部分は細菌が溜まりやすくなりますので、目ヤニや涙が出ていることに気がついたらカット綿などで優しく拭いてあげましょう。

特別な薬品は必要ありませんが、ひどくこびりついている場合はカット綿にホウ酸水をしみ込ませてぬぐって上げても良いでしょう。
目の周りをさわられると嫌がるネコもいますので、抱っこして膝の上でリラックスさせてから素早く、目の中にカット綿が入らないよう注意してください。

『いつもセルフグルーミング(毛繕い)はきっちりやっているのに~なぜか目ヤニがついてるのよ、うちの子』
という風に、お顔のお手入れが下手な子もいます。ネコ自身は黒く堅くなった目ヤニがこびりついたままでも平気な顔をしていますが…。
この目ヤニも気がついたら取ってあげましょう。そのままにしておくと、皮膚の弱い子は皮膚炎を起こすかもしれません。

目ヤニが乾燥した色の濃いものであれば病変ではないと思われますが、もし透明の水のようなもの、乳白色~黄色がかった粘着性のものでしたら、風邪などの細菌感染が疑われますので、すぐに獣医師にご相談ください。


一生懸命顔を洗っても…
いつも目ヤニが残っているボク

 
次回の「ネコの日常的なお手入れ-その6」は
「口の中と歯のお手入れ」です。
 
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クシを使ったネコの毛のケア
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■-----お奨め・参考リンク-----■
「イヌやネコの目の保健管理」
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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