先日農林水産省は「規格外として処分される野菜の出荷を生産者に求める方向で検討に入る。」と発表しました。今年の日照不足や雨の影響で野菜が高騰、出荷数が減少したことにより、市場に商品の安定供給ができなくなったためです。国がこのような動きをとるのは、台風で農作物に大きな被害のあった2004年以来実に5年ぶりのこと。

規格外野菜ってなに?

野菜
キレイに整った野菜だけが、野菜ではありません。
そもそも規格野菜とは一体なんのために生まれたのでしょう。野菜は大きさのS・M・L、色や形、品質をA・B・Cなど(優・良・並)といった市場規格により振り分けらています。規格外野菜は、曲っている、キズがついている、色が薄い、太さが足りないという理由で、定められた規格にあてはまらない野菜を指します。まるで既製服のような扱いですが、これが日本の生産~流通の現状です。規格外野菜のほとんどが店頭に並ぶことなく廃棄処分されており(一部はカット野菜や加工食品として流通)その廃棄率は生産量の約4割にも達するというから驚きです。日本の食糧自給率40%(先進国で最低基準)対策を進める一方で、食べられる大量の食糧廃棄をしているという奇妙な現実を知っておくべきでしょう。

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