三菱REAL
他社と別の道を行く個性派
■プロフィルとラインナップ
三菱はかつてはブラウン管を自社生産、1980年代後半に大画面高画質テレビCZでオーディオビジュアル時代の開幕を先導したメーカーです。ソニー、東芝と同様に薄型テレビへの転換に時間が掛かりましたが、REALブランドを立ち上げ同社らしい尖った製品コンセプトと画質で今や強い支持を得ています。パネルはVA型でサムスンを始め海外メーカーから調達しています。
2008年秋に発表され現在の「リアル」を代表するのがMZW200系で46Vと42Vの2機種があります。この他に春発売のMZW100系(56V、46V、40V)、スリム&コンパクトのMX10系(32V、20V)が併売されています。
代表モデル | LCD-46MZW200LCD-40MZW200LCD-52MZW100LCD-46MZW100LCD-40MZW100 |
スリム&コンパクトモデル | LCD-32MX10 |
カラーバリエーションモデル | LCD-20MX10B(黒)LCD-20MX10S(銀)LCD-20MX10P(ピーチ) |
■技術と機能
“リアル”最大の特徴は、“DIAMOND Panel”にあります。液晶テレビの大方は前面板を着色したフィルターで覆って(マット、ハーフグレイとかいいます)外光の映りこみを減らしていますが、三菱は内部から通過する光の一部がそこで散乱し解像感や色の忠実度を劣化させることに注目し、光沢仕上げにしました。これで映像のコントラストや質感、色の忠実度を上げたわけです。
テレビの大半は階調処理が12ビット、あるいは14ビットどまりですが、三菱のDIAMOND Engine PRO IIIを採用した機種の場合、フルハイビジョンを16ビットで処理しますのでなめらかでノイズの少ない映像を再現します。
他に、内装スピーカーで5.1chの音場を再現するDIATONEサラウンド5.1 DIATONEサラウンドHEADPHONE機能も同社らしい特徴といえるでしょう。
■お薦め機種
最新のフラグシップLCD-46MZW200をお薦めします。照明を調節できるやや暗めのお部屋なら最高の液晶テレビの一つです。三菱らしいシャープな映像美を堪能できるややマニアックな味の製品です。
三菱 LCD-46MZW200 地上、BS、110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ 予想実売価格400,000円前後 |
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