液晶テレビにも、
メーカーごとの「色」がある

日本で薄型テレビを生産するメーカーは家電大手に限定しても、液晶方式が7社、プラズマ方式は3社あります。世界的にもこれだけ多くのメーカーを擁する国は他になく、自動車と同様にそこにはメーカー毎の特徴があります。液晶方式、プラズマ方式それぞれのメーカー毎に製品の特徴を紹介しましょう。今回は液晶方式(ハイビジョン方式はこちら)。まずは国内最大手シャープから。

シャープAQUOS
国内不動のナンバーワン


■プロフィルとラインナップ
液晶パネルの生産からセット製品の販売までを手掛ける垂直統合型の代表的メーカーで、国内不動の第一位の座にあります。三重県亀山市にパネル生産からアッセンブル工程まで行う最大規模の工場を持ち、栃木県矢板市他にも生産施設を持ちます。

ブランドネームはAQUOS。ブランディングを期に喜多俊之氏のデザインを採用しています。亀山工場始動以来、吉永小百合さんをTVCFのキャラクターに起用、販売店に「吉永小百合をくれ!」とお客さんが買いに来たエピソードは有名です。現在のラインアップは最大手らしく多種多様です。

インテリアオーソドクス
プレミアムXS1Rシリーズ
ハイグレードタイプDS3Gシリーズ
スタンダードタイプD30Eシリーズ


この6つのラインに最近BD(ブルーレイディスク)内蔵のDX1が加わりました。一方、ハードディスク内蔵モデルはありません。アクオスは、「美しい日本の液晶、メイド・イン・カメヤマ」を標榜してきましたが、小型サイズの製品の一部は海外メーカーに生産委託していますので、よく確認すること。

■技術と機能
シャープの液晶テレビは画面サイズによらず液晶パネルはすべてVA方式を採用します。IPS方式に比べ、動画解像度でやや有利、逆に水平視野角でやや制限を受けます。

最近の同社製品の特徴に、RGB LEDバックライトの採用を増やしていることがあります。これまでの液晶パネルはCCFF(冷陰極管~蛍光管の一種)を使用しましたが、それに変えて赤、緑、青のLEDを光源にします。

映像のパターンによって、LEDバックライトを部分駆動し、明るく表示すべき所は光らせ、暗くすべきところは光らせないことで、コントラストを大幅に改善することに成功しました。シャープはこれを“メガコントラストASV液晶”と命名し2008年秋に発表のXS1シリーズに搭載しました。

XSシリーズは同時にRGB LEDバックライトをパネル背後に角度をつけて配置することで、超薄型化(最薄2.22cm)を実現しました。テレビのソリューション(設置提案)にも積極的で、超薄型と喜多俊之氏のデザインを活かし、壁掛けの他にフロアスタンドやポールを使った設置を提案しています。

■おすすめ製品
超薄型(最薄部2.28cm)を活かしさまざまな設置に対応するプレミアムラインXSから、LC-52XS1、最近新たに加わったブルーレイディスク録画再生機能内蔵のLC-46DX1をお薦めいたします。
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シャープ LC-52XS1 地上、BS、110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ
予想実売価格98万円前後


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シャープ アクオス

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