新鮮野菜で身体にやさしいフレンチ。

山菜・野菜が美味しい時期になりました。今回ご紹介するのは地場の新鮮野菜をたっぷり使ったフレンチが自慢の宿。里山の風景が広がる高知県・いの町の『体験の宿 くらうど』です。

のどかな里山の宿で
稼働率アップの秘密とは……。

敷地内の直売所で、農家から届いたばかりの新鮮な野菜をチェックするのも永野シェフの日課。

和紙の手すきやカヌーなどが楽しめる地域密着型の体験施設『くらうど』。黒字経営ではあるものの、ここ2～3年、集客数が伸び悩んでいた。

そこで2005年6月、高知市街のオリエントホテルで料理長を務める永野壽シェフを抜てき。新しいシェフを迎えて稼働率アップ、スタッフの意識もさらに向上した。

舞台を街中から田舎に移して
思い切り腕をふるうシェフ

『土佐ジロー卵 本川マスのキャビア添え』ほか。

『くらうど』に来てから、実はシェフ自身にも変化が……。

「街にいた頃は他の店と張り合って、料理がこってりと派手でしたが、ここに来て考え方も料理も変わりました」

自然豊かな土地なので、とにかく食材がいい。地元の生産者を訪ねるのが楽しくて、農家に足繁く通っているという。



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