東京から約2時間で
山懐の別天地へ
一番人気の離れ「観月庵」。窓からは、緑と青空が満喫できる。 |
そんな湯河原の中心地から、曲がりくねった坂道を登った別荘地の中に、『石葉』はあった。
出迎えの人に誘われて入口ののれんをくぐると、右手にフロントの窓があり、目の前はすぐ廊下。旅館としてはかなりこぢんまりとした造りだ。でも、閉塞感がまっったくないのは、廊下を仕切っているのが障子風の間仕切りであるためだろうか。
窓から見渡す
一面の緑と青空
岩造りの露天風呂。自然の中で、ゆったりとくつろぐことができる。 |
一息つき、窓の障子を開ける。と、そこには一面の空と緑!いや、実際には湯河原の街並みも見えるのだが、あまりにも広々とした景色に、家々の存在など目に入らなくなってくる。
この景色を堪能できるようにと、「観月庵」は、障子もガラス戸も、すべて左右の戸袋の中に収納できる造りになっている。だから、壁一面が開け放てるのだ。窓の外には「観月台」と名付けられた縁台があり、椅子が置かれている。
次ページで待望の夕食をご紹介します。