夏でも美味しい
天然物の瀬戸内鯛!
瀬戸内海の中央に位置する鞆の浦は、干潮・満潮の分岐点にあたり、万葉集にも登場するほど古くから賑わっていた。 |
とは、鞆の浦にあるホテル『對山館』の社長・叺田哲司さん。潮待ちの港として栄えた鞆の浦で、代々、鯛網の網元をしていた家柄だ。現在は宿だけを経営しているが、当時のネットワークは健在。全国で流通している鯛の9割以上が養殖ものというご時世の中で、ほとんど通年で天然物の瀬戸内鯛を用意できるという。
淡白さの中にある豊かな風味が身上の鯛は、潮流の激しい海で育ったものほど、身が締まって美味とされる。広島と愛媛の間にある燧灘は、海流が激しくエサが豊富という、理想的な鯛漁場だ。
さすがに、漁獲量は春がいちばん多いものの、味は通年同じ。ほかの海で鯛がまずいとされる夏の時期でも、瀬戸内に行けば“旬”の味の鯛に出会えるのだ。
この瀬戸内鯛をそうめんにのせて……。
後編をどうぞお楽しみに。
海に張り出すように建つ對山館。昼食のみの利用も可。 |
所在地:広島県福山市鞆町鞆629
電話:0849-83-5045
宿泊料金:1泊2食13,000円~
施設:和17室
チェックイン 15:30
チェックアウト 10:00
電車でのアクセス:山陽新幹線福山駅から福山バス『鞆の浦』行きまたは『鞆港』行きで約30分、『鞆の浦』バス停下車、徒歩3分
車でのアクセス:山陽自動車道福山東ICから国道182号、2号、県道22号福山鞆線を経由し、鞆の浦方面へ。市営渡船乗り場の隣。ICから約30分
地図:Yahoo! 地図情報
予約:宿泊・食事とも要予約