質の高い空間と料理を望む、すべての人に……
修善寺の名宿『あさば』
深川の富岡八幡宮から移築した能舞台はあさばのシンボル。日が暮れるとライトアップされ、幻想的な雰囲気に。 |
富岡八幡宮から移築した門、池に浮かぶ能舞台……。
おそらく『あさば』を知らない人はいないだろう。『自遊人』08年5月号の「日本の宿グランプリ」でも3年連続のグランプリを獲得しているし、どの雑誌を見ても『あさば』『あさば』『あさば』……。
でも、あさばが名旅館として名高いのは、能舞台があるからでも、創業350年の老舗だからでもない。その理由はズバリ、伝統と革新のバランス感覚がいいことにある。
創業350年の正統派。
でも、実は快適さを追求する革新派
館内は毎朝徹底的に掃除される。サロンのカーペットにシミはなく、ガラスのテーブルも曇りひとつない。 |
一方で、絶えず館内は改装をされ、今年は内湯をリニューアルしたほか、ベッド付き客室をオープン。いい宿は攻守のバランスがいいのである。
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