奈良の秋は
イベント盛りだくさん

奈良は歩くのが楽しいところです。おまけに10月から11月の奈良は、いろいろなイベントもあって、とても充実した散歩ができます。奈良は京都よりも見どころがある範囲が広く、よい神社や寺があちこちに点在していますが、今回は、奈良歩きの入門編として、近鉄やJRの奈良駅から近い地域のイベントと簡単なご案内をしましょう。

何をおいても、
まず奈良公園

奈良に行ったらまず奈良公園。これは、ベテランも初心者も同じです。世界にいろいろな場所はありますが、野生の鹿がこれほど広大な場所に群れるところは他にないらしく、海外からの観光客もたくさん訪れます。
秋の奈良公園では、こんな雄大な景色も見られる

奈良公園と鹿について
もっと知ろう

奈良公園は、もともと春日大社の敷地でした
そもそも奈良公園とは何であるか? どれほどの大きさなのか。興福寺、東大寺、奈良国立博物館なども含めると660ヘクタールもあり、ひとつひとつ見ていたら、とても1日では歩ききれません。

この広大な土地は、もともとは春日大社の境内でした。明治になって大部分が国有地となり、奈良県が無償で借りて管理しています。今では観光客の憩いの場である奈良公園にも、いろいろな歴史があったのです。

春日大社が経営する春日荷茶屋。奈良の伝統食が食べられます
そしてなぜそこに鹿がこれほどたくさんいるのか。
現在は1200頭もいると言われる鹿の祖先は、茨城県の鹿島神宮の神様のお使いでした。鹿島神宮の神様はタケミカヅチという方で、春日大社を建てる際に、お使いである鹿に乗って奈良まで飛んできたのです。その鹿の子孫が次第に増え、今の奈良公園の鹿になったとされます。

昔の神様は、全国を股にかけて活躍していたんですね。それと、日本でもっとも古い土地と思われる奈良に、茨城から神様がやってくるというのも驚きです。日本の古代にはいろいろと謎がある!

●春日大社のホームページ
●鹿島神宮のホームページ

●この秋、わたしが同行する奈良ツアーの情報はこちらです

次のページは奈良公園の鹿の生態と角きりについて