常楽寺は、
北向観音の本坊です
常楽寺は、先にご案内した北向観音の本坊にあたり、北向観音をお守りする役目を持っているそうです。こちらの本堂は、唐破風までついた立派な萱葺き屋根が魅力。萱葺きはとても美しいのですが、手入れに莫大なお金がかかる上に、このごろでは材料を入手するのも困難なため、銅葺きなどに変えてしまうお寺も少なくありません。唐破風のついた萱葺き屋根はこの地方の特色なのか、他の寺でも同じ形の屋根を見かけた |
銅葺きもとても美しく高価なものだそうですが、やっぱり、萱葺きの魅力には負けるかな、と、個人的には思います。現在、萱葺きのお堂をお持ちのお寺さん、どうぞがんばって、萱葺きを守ってくださいね(これは第三者の勝手なお願いですが…)
萱葺き屋根は、ものすごく厚く萱が重ねられている |
石造多宝塔
わたしは木造の建物や仏像も好きですが、石でできた塔や仏像にも、何だかとても心惹かれるのです。理由はよくわからないのですが、石そのものに神秘的な魅力を感じるせいかも知れません。ここ常楽寺にも、本堂から少し登ったところに素敵な石の多宝塔があるので、お見逃しなく。多宝塔の周囲には、神秘的な空気が流れていた |
まるで命を持っているかのように語りかけてくる小さな石塔 |
わたしはこういう場所が大好き。写真を撮っているうちに、石が命を持って語りかけてくるような気がするからです。各地の寺で、やたらと熱心に石の写真を撮る謎の女を見かけたら、それはたぶん、わたしです。
●常楽寺と北向観音のホームページはこちらです。
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