男坂、女坂
木々の間に素敵なお地蔵さん発見 |
●阿弥陀寺への道案内は、こちらをご参照ください
急な石段を登っていくと、まず、素敵なお地蔵さんがあります。木漏れ日を受けて優しい表情を見せる朽ち果てた石仏。いいですね~、こういうの。仏ちゃん仲間(仏像マニアの人々)と一緒に寺めぐりをするのもいいですが、やっぱり、こういうところは一人で来て、マイペースで登りながら写真を撮らなくちゃ。
超珍しい驚きの石仏
驚きの石仏。こんなに大きな石をこれほど深く彫るのは大変 |
どこがそう珍しいのかというと、巨石をくりぬいて平らな部分を造り、そこにレリーフで仏様の姿が彫られていることです。もっと小さなものなら、こういう手法の石仏も見たことがありますし、巨石であっても、もっと彫りが浅いものならあります。しかし、これだけ大きな石をこれほど深く彫ったものは見たことないです。
磨耗して細部がよくわからないので、何の仏様かは識別できませんでしたが、あとで阿弥陀寺のご住職にお尋ねすると、薬師三尊とのこと。つまり、真ん中が薬師如来、左右は日光、月光菩薩だということです。
山門もいい雰囲気です
次に現れるのは、ほら、こんなに素敵な山門です。扁額に「阿育王山」という山号が書かれています。阿育王とは、古代インドで仏教を守護したアショカ王のことです。なるほど、それでこの道は「アショカの道」というんですね。山寺らしい風情ある山門。こういうところは一人で来たい |
山登りは楽しいなぁ
六地蔵が見えたら、もうひとがんばりです |
もちろん、何時間も登るのはごめんですが、あと10分ほどでお寺に着くとわかっているからこその強気です。六地蔵が見えたら、お寺はもうすぐそこ。
次のページは、美味しいお抹茶と琵琶の音で歓待されたお話です。ああ、登ってきたかいがあった