大神神社は
古代からのパワースポット

山の辺の道の南端にある大神神社は、「日本の有名なパワースポット」を紹介するホームページや本などには、必ずと言ってよいほど登場します。わたしはこれだけ寺や神社に行っているけれど、あまりスピリチュアル系の人ではなく、パワースポットという言葉が正確に何を指しているのかも、実はよくわかっていません。しかし、昔の人は、わたしなんかよりもずっと目に見えないものに敏感だったでしょうから、よいエネルギーの集まるところを聖地と定めたのは確かだと思っています。
神の気配が色濃い大神神社の境内
そういう意味で、ここ、大神神社は、わが国の伝統的なパワースポットです。何しろ、この神社のご神体は、背後にある三輪山ですからね。古来、日本人は山そのものを信仰していました。なぜならそこは、人間の住む世界とは違う別世界であるし、高いところだけに天に近く、神様が降りて来やすかったからです。

三輪山に降りた神様は、オオモノヌシ神です。オオモノヌシ様は、出雲のオオクニヌシ神と同一のものとも、オオクニヌシの協力者とも言われます。また、オオモノヌシ神は蛇の化身ともされ、境内には、蛇の好物の卵をお供えする場所もあります。

拝殿はあるが、
本殿はない

大神神社には、拝殿はありますが、本殿はありません。もちろん、三輪山自体がご神体だからです。三輪山は、木や草の一本、一本にまで神が宿るとされるため、一切斧を入れることをせず、松、杉、ヒノキなどの大樹に覆われているそうです。
拝殿は、背後の三輪山を拝している
山内には、神様がお座りになる場所である磐座(いわくら)が点在しますが、ここもむろん禁則地で、昔は、みだりに入山することはできませんでした。明治以降は、お隣の狭井神社でお祓いをしていただき、たすきをかければ入山できるようになりました。が、山内の草木を取らない、撮影禁止、場合によっては掃除のお手伝いをする、などの細かい決まりがあります。日本最強の神様の山に登るには、いろいろと難しい手続きが必要なのです。

大神神社のホームページはこちらです
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●山の辺の道、大神神社などについてもっと詳しく知りたい方は、
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