東京では珍しい
平安時代の仏像がある

高幡不動尊というからには、ご本尊はもちろん、不動明王。こちらでも、不動堂の中で、1日に数回の護摩祈祷が行われています。護摩祈祷とは、お不動さんの前で行う特別な祈祷で、護摩木と呼ばれる木の札に願いごとを書いて火にくべるのが特徴です。
平安のお不動さんは、3m近い巨像(写真提供 高幡不動尊金剛寺)

●護摩とお不動さんに関する詳しい説明は、こちらにあります。

お不動さんの特徴は片目をつぶっていることと、片方に垂らしたお下げ髪です(写真提供 高幡不動尊金剛寺)
不動堂のお不動さんは、現在は境内の某所に鎮座する平安時代の巨大なお不動さんを修復する際に、忠実にそれを再現した新本尊です。平安時代のお不動さんは、奥殿の寺宝展示場に展示されています。こちらは300円の拝観料が必要ですが、高幡不動は、東京の寺としては有数の文化財の宝庫ですから、お金を払っても、見る価値があると思います。

平安時代のお不動さんの手には、五色の紐がかかっており、お堂の外側につながっています。拝観料を払って中に入らずとも、外からも、平安のお不動さんにお参りできる。そういう心遣いです。それにしても、このお不動さんのお顔の立派なこと。さすが、日本の仏像文化が爛熟した平安時代の作品です。東京都内でこれだけの文化財を見られるお寺は、めったにないですね。

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