お遍路をやってみたいけど
どのようにはじめたらいいかわからない

近年、四国八十八ヵ所を巡る「お遍路さん」が人気を集めています。しかし、興味はあっても、どのようにはじめたらいいかわからない、という方も多いでしょう。また、既存のバスツアーに参加するだけでは、いまひとつ、「やりとげた」という実感がないかも、と思われる方もいるのでは。今回は、そんなお遍路予備軍の方のための入門教室のご紹介です。

杖と笠、お遍路デビューは、まず形から?


日本のチベット、秩父にて、
お遍路さんの極意を学ぼう

夜祭は、秩父最大のイベント。お祭りが盛大な土地には、古い歴史があるものです(2005年の秩父夜祭の日に吉田が撮影しました)
お遍路=四国、というイメージを持つ方も多いでしょうが、実は、首都圏から近い場所にも、充実したお遍路コースがあります。その代表例は、秩父の三十四ヵ所、観音霊場巡り。秩父三十四ヵ所、坂東三十三ヵ所、西国三十三ヵ所を巡ると、観音霊場の百ヶ所を巡ったことになり、四国八十八ヶ所を巡ったのと同じくらいの功徳が積めます。今回の講座では、その秩父の三十四ヶ所を歩いて、お遍路のお作法と楽しみ方を学びます。

秩父は、江戸時代よりはるか以前から人が暮らしてきた、古い歴史のあるところです。今の東京中心部は、昔はまだ海や湿地が多かったので、人々は山で生活を営んできたのです。そういう理由で、秩父には、観音霊場だけでなく、古くからの行事や風習が多く残っています。



秩父では、地域ごとに、住民出演による農村歌舞伎が行われます(2005年の秩父夜祭の日に吉田が撮影)
わたしも、以前から、夜祭や秩父の各地で行われる伝統的な村芝居などに興味があり、何度か通って写真を撮っています。わたしにとって、秩父は「日本のチベット」。チベットとは、辺鄙な田舎という意味ではなく、文化的に興味深いものが多く残っている探訪しがいがある場所だ、という意味。そんな秩父を歩いて新たな発見をするのが、今回ご紹介する講座のテーマのひとつです

●秩父三十四ヵ所巡りについてもっと知りたい方は、こちらもご参照ください。


お遍路さんをサポートする
団体が主催する講座です

この講座は、「心遍路 おとなの学校」と言い、現在NPO団体法人として認可を申請中の「心遍路」という組織が主催しています。会の代表者である福本正幸さんは、今から10年ほど前に、視覚障害を持つ方のサポートをするために四国八十八ヵ所巡りを始められました。それがきっかけで、誰でも無理なく参加できるお遍路ツアーを企画する団体を設立されたのです。


秩父を歩いてお遍路の極意を学ぶ「おとなの学校」についての詳細は、次のページをごらんください。実はわたしも講師を務めますが、なぜそうなったかと言うと…