グルメ・各国料理(海外)/アジア・アメリカ美食旅プラン

本場メキシコでアバネロ(ハバネロ)三昧!

世界一辛いことで有名なメキシコのチレ(唐辛子)、アバネロ。病み付きになる辛さにファンも多いアバネロの本場での楽しみ方やカンクンのおいしいレストランをご紹介します。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

世界一辛い唐辛子の座に長いあいだ君臨していた「チレ アバネロ」(Chile Habanero)。いわゆるハバネロです。日本でもアバネロを使ったスナックやカレーなどが販売されて、すっかり有名になりました。ところで、ハバネロとアバネロ、どちらで呼んでいますか?
※2007年、新たに「ブート・ジョロキア」が世界一辛い唐辛子としてギネス登録されました。

ユカタン半島の特産、チレ・アバネロ

黄色のほかに緑色、赤色、オレンジ色も(C)La Casita日本では“ハバネロ”と呼ぶのが一般的ですが、現地ではスペイン語で、“アバネロ”と呼ばれています(スペイン語では通常“H”を発音しないため)。また、チレ(Chile)とは唐辛子のことで、メキシコ料理には欠かせない香辛料。もちろんアバネロ以外にも何百種類ものチレがあります。

メキシコ、ユカタン半島の特産であるアバネロは、とにかく辛いことで有名。その辛さはギネスにも認定されたほどで、300,000スコヴィル程度といわれます。ちなみにスコヴィルとは、辛さを計る単位。タバスコが2,000スコヴィル程度ときけば、その辛さのほどがわかりますね。


メキシコでのアバネロの楽しみ方

アバネロのサルサ。写真のようにタマネギを入れたものもある
本場メキシコではスープに加えたり、ビールのおつまみにそのままかじったり(!)、とアバネロの楽しみ方は様々ですが、オススメは「サルサ・デ・チレ・アバネロ」(Salsa de Chile Habanero)と呼ばれるアバネロのサルサ。サルサ(Salsa)とはソースのこと。メキシコでは種類も豊富で、なかでもトルティージャにサルサは欠かせません。

ケサディージャ。これはかぼちゃの花やハーブが混ざったもの
トルティージャとは、小麦粉やとうもろこしの粉を水で練って焼いたメキシコの主食。メキシコのレストランでは、必ずといっていいほどトルティージャが出てきます。パンのようにそのまま食べたり、なかに野菜や肉をはさんだり。肉や野菜を挟めばファヒータス、チーズを挟んで揚げればケサディージャなど、具によって料理名が変わります。そしてアバネロのサルサは、どの具にも不思議なほどぴったりハマるんですよ。

アバネロのサルサは酢や塩で味付け
また気になるその辛さ、実は相当なもの。舌も喉も刺激でピリピリするくらいだし、間違って唇に付けてしまうともう大変! それでもクセになってやめられないのは、単に辛いだけではない深い旨みがあるから。ナチョス(トルティージャを揚げたもの)にもよく合います。

次のページでは、ユカタン半島の大人気リゾート、カンクンのオススメレストランを紹介します。
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