まだまだある! カタカナの和製語メニュー11位:アメリカンコーヒー→【英】weak coffee
これは知っている方も多いと思いますが、アメリカに「アメリカンコーヒー」はありません。「うすいコーヒー」という意味で「weak coffee」。濃いコーヒーは「strong coffee」。15位:ホットケーキ→【英】pancake
この薄さがパンケーキ。あまり甘くない分、フルーツやシロップたっぷりでいただくのかも。 |
「ホットケーキ」と「pancake」は実物も少し違いがあります。「pancake」はかなり薄く、3~4枚重ねている写真をよく見ます。甘さも控えめで、パンに近いのかも。ふっくらと分厚く、あま~いホットケーキは、もう日本のオリジナル菓子と言えそうです。
※2008年5月15日追記:上記の内容について、「hotcakeは和製語ではない。アメリカで通用する英語で、sell like hotcakes(=飛ぶように売れる)」というイディオムもある」というご指摘をいただきました。
さっそく調べたところ、pancake の方が主流ではあるものの、hotcakeも実際に使われているようです。ネットでの記述やレシピを比較する限りhotcakeとpancakeは同じもので、カナダやアメリカでは「flapjack」という呼び名もあるようです。
アメリカのマクドナルドのブレックファーストメニューに「Hotcakes」があることは、「hotcake」が現役で使われている英語だという証拠ですね。以上のことより、「ホットケーキ」は和製語ではなく、海外で通用するカタカナ語だと分かりました。訂正してお詫び申し上げます。
16位:ショートケーキ→【英】cake
日本の三角形のショートケーキを英語にするなら「cake」だけでOK。なぜなら「shortcake」という英単語は、日本の「ショートケーキ」とはまったく違うお菓子の名前だからです。英語の「short」は「サクサクの」という意味があり、「shortcake」はバターがたっぷり入ったビスケットのこと。味は「スコーン」に似ていて、クリームやフルーツと一緒にいただきます。
イギリスでは「ショートブレッド(shortbread)」と呼ぶのが一般的。赤いタータンチェック柄パッケージの「Walkers Shortbread(ウォーカーズショートブレッド)」はスコットランドの人気スナックで、日本でも輸入食品雑貨店などでよく売られています。
18位:オムライス→【英】rice omelette19位:ナポリタン→【英】fried spaghetti with ketchup
オムライス大好き! オムライスを発明してくれた日本人シェフに感謝。画像をクリックするとレシピに飛びます。画像提供「おかずレシピ」 |
中に具材が入った「オムレツ」はもちろん外国料理です。しかし、そのオムレツにライスを入れたのは、おコメの国の日本人。我が家にステイしたアメリカ人もオムライスを珍しそうに食べてくれました。
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