記憶のメカニズムは「覚える→忘れない→思い出す」!
1467年の「応仁の乱」は、室町時代に11年にも渡る戦乱で、京都が焼け野原になってしまった出来事です。やがて、信長や秀吉が登場する戦国時代を迎えるのです。・室町時代、1467年に応仁の乱が起きる | |
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・11年にも渡る戦乱で、京都が焼け野原に | |
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・やがて下剋上の風潮が強まり、戦国時代へ |
歴史の年号や出来事を覚えるために、語呂合わせを使ったりノートに何度も何度も書いたり(反復練習法)して覚えましたね。確かに語呂合わせや反復練習法は一定の効果がありますが、その反面、意味まではわからなかったり、どんな出来事だったか忘れてしまうというデメリットもあります。
長年の記憶の研究で、記憶には「覚える(記銘)」「忘れない(保持)」「思い出す(検索)」という3つのプロセスがあることがわかっています。「覚える」というと、どうしても「頭に詰め込むこと(=記銘)」と思いがちです。でも実際に大切なことは、覚えたことをどうやって忘れずに維持するか(保持)、そして、どうやって思い出すか(検索)なのです。
この記憶のメカニズムを活用すると、語呂合わせで覚えたりノートに年号や出来事を何度も書くよりも、漫画などで覚えたり図や表を書いてまとめてみる方法の方が、より効果的ということがよくわかりますね。そう、何よりも「イメージ」が大切なのです。
百聞は一見に如かず
足利、織田、豊臣、徳川家ともゆかりのある二条城 |
各地の名所や旧跡、名産など、やっぱり実際に行って、実物を見るのが一番効果的です。とはいえ、毎日社会見学に行くわけにもいきません。
そこで、地図や社会科の事典をリビングに置いておきましょう。これは、テレビを見ていたり、地名や歴史上の人物、政治や経済のことが話題にあがった時、すぐに調べられるようにするためです。
日本地図や世界地図を家の目立つところに貼っておくと良いですね。ポスター型の地図は100円ショップでも販売しています。究極のウラ技は「トイレに貼る」です。早速、実践してみてください。