地域ごとに特徴のあるいちごの品種がいくつも開発されています。あなたのお気に入りのいちごは何ですか? |
赤くてかわいい果実をつけるいちごは、小さな子どもから大人まで、みんなに愛されるフルーツのひとつです。実は植物分類学的には「野菜」に分類されるのですが、デザートとして利用される場面が多いことから「果実的野菜」として、広く普及しています。今回は選び方から摘み方まで、いちごの基礎知識を紹介します。
【INDEX】
■栄養のハナシ・選び方・保存方法(1P)
いちごの栄養のハナシ
小さな果実はビタミンCの宝庫です。 |
ビタミンCと言えば、コラーゲン生成を助けて皮膚を強くする役割があり、美肌作りや風邪の予防に欠かせません。他のフルーツと比べて一度に食べる量が多いので、大きいものならば5~6粒食べるだけで一日に必要なビタミンC量をほぼカバーできるので、健康維持にうれしいフルーツです。
また血を作る働きのある葉酸や、整腸作用のある食物繊維(ペクチン)を含んでいます。ペクチンには血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑制する効果も期待できます。
いちごの選び方
ヘタの鮮度と果実の光沢は見分け方のポイントです。 |
- 赤い色が均一で光沢のあるものを選びます。いちごの種類によっては色づき方がバラバラなので、色の濃さは判断基準にしない方がよいです。
- 表面のツブツブがはっきりしているものを選びます。
- 果実がふっくらとしていて、はりのあるものを選びます。傷がないものを選びます。
- ヘタがピンとしていて、みずみずしく、乾いていないものが新鮮です。
- パック入りのいちごを選ぶときは、底をチェック。つぶれや傷みがないことを確認します。
いちごの保存方法
冷蔵庫に保存するときは、そのままの状態で保存します。洗ったり、ヘタを取る必要はありません。 |
- いちごは日持ちのしないフルーツです。できるだけその日に食べきるようにしましょう。
- 冷蔵庫で1~2日ならおいしく保存できます。乾燥を防ぐためにラップかビニールに入れて、洗わずに野菜室で保存します。
- 長期保存する場合は、ヘタを取って冷凍してもよいでしょう。