モンステラの実は幻のフルーツ? 観葉植物としてお馴染みの木
モンステラの実とは?
熱帯地方で育つ、モンステラの実は、滅多に食べることのできない幻のフルーツと言われています。もともとは、観葉植物として知られている植物なのですが、石垣島や小笠原諸島では、その実がフルーツとして売られているのです。では、今回はそのお味をレポートします!
モンステラの実の不思議な見た目
細長い緑色の姿をしています。
バナナくらいの大きさのモンステラの実には、緑色のうろこが皮にびっちりと詰まっています。触ると亀のこうらのように固いのが特徴的で、特に香りもなく、一体どうやって食べるのか見当がつきません。フルーツと言われなければ、食べ物だと分からないくらいです。
モンステラの実の食べ方
皮が剥がれてきました。
モンステラの実は、ラップをしたものを常温で保存します。しばらくすると、上部からうろこが剥がれてきたら、それが食べごろの合図です。軽く触れると、うろこがぼろぼろと落ちてきて、中からハチの巣のような穴に埋まった、白い実が現れます。実はちょいと指で摘んで食べるのですが、うまく摘めなかったので、そのままかぶりついてみました。
モンステラの実のお味は……
白い実を食べてみました。
モンステラの実は、なんともねっとりとした食感でした。肝心の味ですが、パイナップルとバナナを足して2で割ったような味です。少々口の中に黒いツブツブが残るのが、気になりますが、フルーツらしい芳醇な味と香りがします。皮が1日2~3cmずつ剥がれるため、チビチビと1週間くらいかけて楽しめます。これはフルーツとしては、なかなか面白い食べ方です。ただ、剥がしすぎるとまだ渋みが残っているので、必ず自然に剥がれるのを待つべきです。
話のネタに、南の島に来たときに一度食べてみてはいかがでしょうか。
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