カルシウムを多く含む食材
カルシウムの吸収は摂取量に比例 |
カルシウムは、摂取量に比例して吸収量が増える栄養素なので、沢山しっかり摂ることが沢山吸収するコツとなります。ミネラル類は熱によって壊れることもなく、流出も少ないので、食べやすいように上手に調理してみましょう。
サプリとしてのカルシウム
一日のカルシウム摂取基準(2~40代成人)男性 | 女性 | 妊娠期 | |
目標量 | 600~650mg | 600mg | - - |
目安量 | 650~900mg | 600~700mg | - - |
上限量 | 2300mg | 2300mg | - - |
平均摂取量 | 447~489mg | 432~492mg |
(日本人の栄養摂取基準2005・平成16年国民栄養調査より抜粋)
平均摂取量と目安量を見ると、男性も女性もカルシウムが不足気味であることがわかります。厚生労働省も「1日600mgのカルシウム摂取を!」と呼びかけているので、意識的にカルシウムを取る工夫が必要ですね。サプリメントや、手軽なカルシウム添加食品を利用するのも方法の一つです。その場合、カルシウムだけでなく、他のミネラルもバランス良くとる必要があるため、カルシウム添加食品やマルチミネラルなど複数のミネラルをバランスよく含んだサプリがおすすめです。
妊産婦について、現在はカルシウム付加量が設けられていません。これは、妊娠中の母体のカルシウム量減少は産後の回復が見込めるという理由から。でも、普段から不足している方がほとんどなので、妊娠中はいつもに増して積極的にカルシウムを摂るよう心掛けましょう。カルシウムをしっかり摂ることは、妊娠中毒症(高血圧)や胎盤機能低下、こむら返りなどの対策としても有効です。
骨粗鬆症の予防には、カルシウムを取るだけでなく、骨生成を促進するビタミンDや、女性ホルモン様成分や運動と組み合わせましょう。
カルシウムは普段から不足しがちな栄養素。意識して摂って、未来の自分のために、しっかりした貯蔵庫(骨)を作りましょう!
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