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骨だけじゃない! 体を支えるカルシウム(2ページ目)

カルシウムと言えばイメージするのは骨。でも、カルシウムが心臓を動かしてるって知っていましたか?身近なようで意外と知らないカルシウムの働きを解説します。

小浦 ゆきえ

執筆者:小浦 ゆきえ

ダイエット食品・サプリガイド

カルシウムを多く含む食材

乳製品
カルシウムの吸収は摂取量に比例
カルシウムは動物性の食品にも植物性の食品にも含まれています。植物性でカルシウムを多く含む食品は、黒砂糖・ゴマ・アーモンド・海藻類。このほかにはモロヘイヤやシソ・バジルなど、野菜の葉にも多く含まれています。動物性では、乳製品や骨ごと食べる小魚や軟骨。また、カルシウムを原料とした食品添加物は昔から使われていて、ベーキングパウダーや貝殻の粉などはカルシウムの固まりなのです。最近はカルシウムを強化したお菓子なども増えているので、手軽に摂ることができますね。
カルシウムは、摂取量に比例して吸収量が増える栄養素なので、沢山しっかり摂ることが沢山吸収するコツとなります。ミネラル類は熱によって壊れることもなく、流出も少ないので、食べやすいように上手に調理してみましょう。

サプリとしてのカルシウム

一日のカルシウム摂取基準(2~40代成人)
  男性 女性 妊娠期
目標量 600~650mg 600mg - -
目安量 650~900mg 600~700mg - -
上限量 2300mg 2300mg - -
平均摂取量 447~489mg 432~492mg  

平均摂取量と目安量を見ると、男性も女性もカルシウムが不足気味であることがわかります。厚生労働省も「1日600mgのカルシウム摂取を!」と呼びかけているので、意識的にカルシウムを取る工夫が必要ですね。サプリメントや、手軽なカルシウム添加食品を利用するのも方法の一つです。その場合、カルシウムだけでなく、他のミネラルもバランス良くとる必要があるため、カルシウム添加食品やマルチミネラルなど複数のミネラルをバランスよく含んだサプリがおすすめです。
妊産婦について、現在はカルシウム付加量が設けられていません。これは、妊娠中の母体のカルシウム量減少は産後の回復が見込めるという理由から。でも、普段から不足している方がほとんどなので、妊娠中はいつもに増して積極的にカルシウムを摂るよう心掛けましょう。カルシウムをしっかり摂ることは、妊娠中毒症(高血圧)や胎盤機能低下、こむら返りなどの対策としても有効です。
骨粗鬆症の予防には、カルシウムを取るだけでなく、骨生成を促進するビタミンDや、女性ホルモン様成分や運動と組み合わせましょう。

カルシウムは普段から不足しがちな栄養素。意識して摂って、未来の自分のために、しっかりした貯蔵庫(骨)を作りましょう!


【関連リンク】
・美しくなるサプリメント栄養素&サプリメント用語辞典
・All About >> 食育 >> カルシウム摂取で「キレやすい」を防ぐ!
・All About >> ダイエット >> 長期ダイエッター必見! 日本人の栄養所要量(ミネラル)
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※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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