カフェインと糖分の即効性!
「グビッと飲んだら即復活!」の鍵は、カフェインと糖分が握っています。脳が一時的に元気になる効果+心理的作用が理由なのです。- 糖 分
- 栄養ドリンクはたった100ml程度ですが、しっかり糖分が入っています。缶ジュースと同じくらい入っていたり、カロリーがご飯1杯分近くある製品もあります。糖分は脳の唯一の栄養源なので、糖分を摂れば疲労感が和らぐのです。
しかし、当然毎日摂り続ければ糖分摂りすぎになることも。ダイエットのために甘いものを我慢してるのに栄養ドリンクは飲んでいる…なんてことしてませんか?せっかくの努力を帳消しにしているかもしれません。
最近は「甘さ控え目」や「ローカロリー」「ライト」と書かれた製品も出てきました。目的に合わせて選んでみましょう。
- カフェイン
脱力感は疲れが解消できていないから。
- カフェインは、適量ならば脳をスッキリさせる覚醒効果があります。それで一時的に集中力も復活できるのです。
でも注意してほしいのが、カフェインの摂り過ぎ。カフェインを含む薬やお茶や珈琲等の嗜好飲料と一緒にとることで摂り過ぎになってしまうことがあるのです。体質による差も大きいですが、一日200~500mg以上のカフェインを継続して取り続けると、カフェイン中毒の症状が現れる場合もあります。→カフェインを摂り過ぎるとどうなる?
一般的な嗜好飲料(抽出液)100gあたりのカフェイン量
※一般的な目安量です。淹れ方によって多少前後します。ココア : 5~20mg
テオブロミンは除く煎茶 : 20mg 玉露 : 160mg コーヒー : 40mg 紅茶 : 50mg
栄養ドリンク1本あたりのカフェイン量滋養強壮系栄養ドリンク : 50mg程度 目覚まし用ドリンク : 100~200mg 美容機能系・特殊機能系栄養ドリンク : 0~50mg
一般的な薬のカフェイン含有量解熱鎮痛薬 : 1回分50~120mg程度
含まない製品もある風邪薬 : 1回分25~30mg程度
含まない製品もある眠気防止薬 : 1回分100~200mg
一日摂取上限量500mg
滋養強壮系栄養ドリンクに含まれるカフェインの量はコーヒー1杯程度。実際はそうたいした量ではありません。しかし、他のものと組み合わせることで過剰に摂ってしまったり、「栄養ドリンクで元気復活!」という心理的作用によって、疲れが回復したような錯覚に陥ってしまうことがあります。(これを読んだ時点で心理的作用が消えてしまったらごめんなさい。)
カフェインを摂ることは、一時的に仕事の山場を乗り越えるには有効な方法です。でも、これを連日続けるのは、疲れた体を無視して酷使するようなもの。カフェインが切れたり、ドリンクを飲まないでいると脱力感に襲われるという反動が現れたりします。脱力感だけならまだ良いのですが、本来の限界を超えて体を酷使することにつながるので、時間が経つにつれ体調やお肌に悪影響が現れてしまいます。
そうすれば、奥の手としての栄養ドリンクの効果を より上手に利用できる体になりますよ。
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