剣山の使い方とは?
剣山ってご存知ですか?
剣山とは、円形または四角形をした金属製の台に、針状の突起が林立しているもので、その針状の突起に、花を挿して留めるものです。
剣山の使い方を解説! 花材が少なくても綺麗に仕上がります
剣山の使い方を解説
華道で使う花留めが「剣山」で、フラワーアレンジメントで使うのが「吸水性フォーム」というイメージがあって、剣山を使うのは、難しそうなイメージがありますが、使ってみると結構便利で、吸水性フォームにない利点もあります。
例えば、
- 吸水性フォームは完全に隠さないと格好悪いが、剣山は、多少見えていても問題ない。
- 吸水性フォームを使ったアレンジメントは、ぎっちりと空間を埋めていくイメージになるが、剣山を使ったアレンジメントは、すっきりと空間を活かしたイメージに仕上がる。
- 剣山を使うと、花材が少なくても、サマになるし、1輪だけ挿したいときなんかにも使える。
などです。
生け花やフラワーアレンジメントに使う剣山の種類
剣山にはいくつかの種類があり、昔からある金属製のものと、プラスチック製で底に吸盤のついたタイプがあります。金属製のものは、底板が重く出来ていて、この重さで、丈の長い花を支えます。
形は、丸のほかに、長方形・三日月型などがありますが、最初に一つ買うなら、どんな花器にも使いやすい丸型をオススメします。
剣山の使い方1:剣山を置く手順とは
金属製の剣山を使うときは、器に直接置くと、器の中で滑ったり、器を傷つけたりすることもあります。写真の左側のもののように、ゴム製のガードがついているものは問題ないですが、
ついていない場合は、薄いウレタンなどを、底面の大きさに切って、剣山の下に敷いて使います。ウレタンがない場合は、紙などでもOKです。
剣山の使い方2:剣山に花を挿す
通常、フラワーアレンジメントでは、茎は斜めにカットすることが基本ですが、剣山に挿す場合は、水平にカットします。そして、上から下へ、しっかりと挿して花を立てます。
斜めに活けたい場合は、まず、垂直にしっかりと挿してから、傾けたい方向へ倒します。はじめから斜めに挿そうとしても、上手くいかないのが剣山の特徴でもあります。
そんな特徴を活かしながら作ったアレンジメントがこちら。すっきりと空間を活かして、モダン和風に仕立てました。
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