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間違った日本語はあなたの格を下げる!「大人の女性の言葉遣い」を覚えましょう

美しく品がある言葉遣いの女性は、多くの人を魅了します。一方、間違った日本語はあなたの格を下げることになってしまうのです。今回は、上品で、かつプライドを感じさせる「大人の女性の言葉遣い」を考えてみましょう。何気なく遣っている言葉だからこそ、常に意識してみてください。

諏内 えみ

執筆者:諏内 えみ

暮らしのマナーガイド

間違った日本語とは

外見だけでなく、あなたの言葉遣いはチェックされています!

どんなに美しい女性でも、言葉遣いに品が感じられなかったり、誤った日本語を平気で遣っていると、いっぺんに興ざめしてしまうもの。一方、美しく品のある言葉遣いの女性は、多くの人を魅了します。

「今の若い人の言葉遣いは……」と、日頃感じている立場のあなた自身も、上品で、かつプライドを感じさせる、大人の女性の言葉遣い」を考えてみましょう。
 
<目次>
 

「~させていただきます」

以下の2つの文章を読んで、あなたはどう感じますか?

1:「こちらに通わせていただきまして、皆さまと仲良くさせていただいておりますが、いろいろとアドバイスを伺わせていただいたり、お食事などもご一緒させていただいたり、毎回本当に楽しく来させていただいております」

2:「先日伺わせていただきました際に、〇〇様とお目にかからせていただき、〇〇の件を申し上げさせいただきましたが、快くご承諾いただきましたので、本日〇〇させていただいております」

へりくだった印象を与える「~させていただく」ですが、使いすぎると耳障りに感じさせてしまうだけでなく、あなたの「品格」をも下げてしまう恐れが……。以下のように他の表現を加えるなどして、印象をアップさせてみてください。

【アドバイス】
1:「こちらに通うようになり、皆さまと仲良くさせていただいておりますが、いろいろとアドバイスをいただきましたり、お食事などもご一緒する機会もあり、毎回本当に楽しく伺っております」

2:「先日伺いました際に、〇〇様とお目にかかり、〇〇の件を申し上げましたが、快くご承諾くださり、本日〇〇させていただいております」
 

「すみません」

何かを手伝ってもらったときや、前や横を通る際などに、いつも口から出る言葉が「すみません」だけでは小学生と同じです!

【アドバイス】
「恐れ入ります」「申し訳ございません」「恐縮です」「ありがとうございます」「失礼します」……などの言葉が、状況に応じて自然に出てくるようになさって!
 

「いえいえ、そんなことないです」「とんでもないです」

他人から装いなどを褒められた際、ついつい口にしてしまう言葉ですね。

「まあ、素敵なブラウスね!」と褒めてくださったら、

「えー、これ古いのよ~」「そお? バーゲンで買ったの」などと、わざわざ難点をご披露するのではなく、

「そうですか? どうもありがとう」と、率直に喜ぶのも素敵な女性ですよね。

【アドバイス】
褒め言葉に対して、あまりにも謙遜している姿は、謙遜を通り越して「褒められ慣れしていない女性」という印象を与えてしまいます。3つ褒められたら1つは謙遜、2つは「まあ、ありがとうございます。〇〇さんにそうおっしゃっていただけるとうれしいわ」と言ってみては?
 

「よろしくお願いいたします」

自己紹介などの場面でお決まりの文句ですが、全員が同じ言葉を最後に言うのも……。

【アドバイス】
「〇〇と申します。よろしくお願い申し上げます

これであなたのレディーとしての印象は、ワンランクアップ!
 

間違った日本語、使ってはいけない言葉

10代と同じ「バイト語」では、大人の魅力は出せません

10代と同じ「バイト語」では、大人の魅力は出せません


【品のない言葉】
・「ダンナが……」
こんな言葉を聞くと、筆者は同じ女性としてガッカリしてしまいます。話し相手が誰であれ、「主人が……」「夫が……」でお願いしますね!

・「やつ」
「この部分が〇〇になっているやつが……」「この間買った、白いやつの方を……」

ついつい言ってしまっていませんか? このひと言が、あなたの格を下げてしまっているかもしれません。「方」や「もの」に言い換えられますね。

・「おビール」
外来語には基本的に「お」「ご」は付けません。ここでも品が問われますよ。

【バイト語】
近年よく話題になるNG言葉遣いですね。仕事でお客様と接する大人の女性は、若い子たちとの違いをきちんと意識して、正しい言葉を使ってください。

・「1000円からお預かりします」
「から」は不要ですね。

・「~になります
「こちらコーヒーになります」は、有名なバイト語ですね。「コーヒーでございます」と簡潔に。

・「~の
「それでは、私の方から部長の方に連絡した後、書類の方を渡しておきます」
不要な「方」は取りましょう!

・「~してあげる
「インナーにこちらを合わせてあげるとオシャレですよ」「お鍋にお水を入れてあげます」
物に対して敬う言葉は必要ありません。

・「よろしかったでしょうか?」
過去について話しているのでなければ、ぜひ現在形の「よろしいでしょうか?」になさってください。

【曖昧な「どうも」】
「ありがとう」でも「こんにちは」でもない「どうも」は、大人のあいさつとして相応しくありません。

毎日、何気なく遣っている言葉だからこそ、“人に与えている印象”を常に意識し、美しい会話ができる女性になってください。

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