先方の体調や、あなたとママの間柄で、贈るのに最適な時期は変わってきます |
あなたも、お祝いの気持ちを上手に伝えたいですね。しかし、出産という大仕事が終わった母親の体調はもちろんのこと、赤ちゃんの健康状態に関しても、気遣ってさしあげる必要があります。もし、どちらかの具合が好ましくない場合、細かいことを尋ねたり、すぐにお祝いをお贈りすることは控えること。これがエチケットです。
ここでは、出産祝いに関する基本的マナーを押さえながら、目新しい出産祝いの品物などについてもご紹介して参ります。
いつ贈れば良いの? 出産祝い
生後7日目くらい~30日過ぎまでの間が最適です。■生後7日目 命名日
お七夜とも言われています。赤ちゃんの名前が決まったお祝いを、身内で行います。
■生後30日過ぎ お宮参り
赤ちゃんが無事に生まれたことへの感謝と、健やかな成長を祈願し、氏神様に参拝します。このお宮参りの後、早めに出産祝いのお返しをします。
ですから、「赤ちゃんの名前が決まった頃から、出産祝いのお返しが始まる前までにお贈りする」というわけです。もちろん、諸事情で多少遅くなってしまう際には差し支えありませんが、先方にお祝い返しの手配などで、余分な手間をかけてしまう事もあります。できれば早めに贈るのがエチケットでしょう。
・もしも遅れてしまったら?
お贈りするのが遅くなってしまいそうな場合には、前もって電話や手紙などでその旨を伝えておきます。また、もし遅くなってしまった時には、お詫びの言葉を添えることもお忘れなく。
お祝いの品物を郵送する場合、持参する場合
■郵送するすぐにお祝いしたいなら、郵送の方がベター。でも、お祝いの品を送る、ということだけで済ませてしまっては、マナー美人とは言えません。必ずカードを添えるか、別便で手紙を送るかなどして、祝福のメッセージを伝える、ということが大切です。
・のしや水引に関するマナーは「意外と知らない のし紙のマナー」(All About 冠婚葬祭)を参考にしてください。
■持参する
すぐに駆けつけたいところですが、出産後1~2週間は、出産という大仕事が終わった母親の体調のことを考えて控えましょう。慣れない赤ちゃんのお世話も大変でしょう。訪問は、身内やごく親しい間柄の方以外、少し落ち着かれてからにしましょう。
お母さまと赤ちゃんの体調を確認した上で、退院2週間以降頃、お母さまの身体の負担にならない時間帯を選んで訪問したいもの。そして、長居も禁物。30分以内を目安にすると良いのでは?
次のページでは贈り方についてお伝えします。