【もくじ】
1ページ:肝斑(かんぱん)
2ページ:こすり色素沈着(しきそちんちゃく)
3ページ:雀卵斑(じゃくらんはん)
4ページ:日光黒子(にっこうこくし)
肝斑(かんぱん)とは?
肝斑は、額やほほ骨を縁取るように左右対称に広がるように生じるのが特徴です。 |
肝斑(かんぱん)の原因
肝斑(かんぱん)の原因は意外にも身近なことにありました。大きく分けて以下の4つが肝斑(かんぱん)の原因とされています。■ホルモンバランスの崩れ
30~40歳代の女性に多い肝斑(かんぱん)は、女性ホルモンのバランスが関係していると言われています。黄体ホルモンのバランスが崩れる、妊娠時や経口避妊薬(ピル)の服用中に肝斑(かんぱん)が現れやすくなるのです。閉経後の発症はほとんどなく、加齢とともに薄くなったり消えたりする傾向があります。
■紫外線
肝斑(かんぱん)があらわれる箇所は、顔の両ほほや額が多く、紫外線があたりやすい場所であるため、直接的な原因ではないとしても、肝斑(かんぱん)の発症に紫外線も関係していると考えられています。
■ストレス
ストレスをはじめ、寝不足など不規則な生活で女性ホルモンのバランスが崩れると、前記したように肝斑(かんぱん)の発症に繋がるだけでなく、発症後は悪化につながることもあります。
■肌への刺激
皮膚への過度の刺激がシミの原因や悪化につながるのは、みなさんご存知の通りです。肝斑(かんぱん)の場合も例外ではありません。洗顔やマッサージの際に必要以上に激しくこすったりしないように注意しましょう。
肝斑(かんぱん)の治療法
レチノイン酸は表皮細胞の生まれ変わりを促進し古くなった過剰な角質を落とします。ターンオーバーを正常にする働きもあります。 |
これと併用するとおすすめなのが、美白点滴、ビタミン導入、プラセンタ導入です。美白点滴はトラネキサム酸、ビタミンC・Eをベースにした点滴です。シミの原因になる過剰なメラニン産生をあらゆる段階でブロックします。ビタミン導入は電流を流すことにより水溶性のビタミンCを肌の奥まで浸透させます。プラセンタ導入は細胞増殖因子、ビタミン類、アミノ酸、ミネラルなどが豊富に含まれているプラセンタを電流を流すことで肌の奥まで浸透させます。
次のページでは「こすり色素沈着」の原因、治療法をご紹介します。