シミ/シミ対策

そのシミ、肝斑(かんぱん)かもしれません(2ページ目)

「肝斑(かんぱん)」。自分には関係ないと思っていませんか?シミに悩む女性の3割が肝斑(かんぱん)予備軍だったというデータもあるそうです。あなたのシミが肝斑(かんぱん)かどうか、確認してみましょう。

執筆者:小泉 美樹

肝斑(かんぱん)の原因

経口避妊薬(ピル)の服用により黄体ホルモンのバランスが崩れ、肝斑(かんぱん)が現れやすくなることも。(写真はイメージです。)
経口避妊薬(ピル)の服用により黄体ホルモンのバランスが崩れ、肝斑(かんぱん)が現れやすくなることも。(写真はイメージです。)
肝斑(かんぱん)の原因は意外にも身近なことにありました。大きく分けて以下の4つが肝斑(かんぱん)の原因とされています。

■ホルモンバランスの崩れ
30~40歳代の女性に多い肝斑(かんぱん)は、女性ホルモンのバランスが関係していると言われています。女性ホルモンの中の黄体ホルモンは、子宮を妊娠の準備をするように変化させ、月経周期を決めて、もし妊娠した場合には、出産までの間妊娠を維持させる役目を果たしたり、他のホルモンのバランスを調整するなど女性の体内でさまざまな役割を持っています。このため、黄体ホルモンのバランスが崩れる、妊娠時や経口避妊薬(ピル)の服用中に肝斑(かんぱん)が現れやすくなるのです。閉経後の発症はほとんどなく、加齢とともに薄くなったり消えたりする傾向があります。

■紫外線
直接的な原因ではないとしても、肝斑(かんぱん)の発症に紫外線も関係していると考えられています。
直接的な原因ではないとしても、肝斑(かんぱん)の発症に紫外線も関係していると考えられています。

肝斑(かんぱん)があらわれる箇所は、顔の両ほほや額が多く、紫外線があたりやすい場所であるため、直接的な原因ではないとしても、肝斑(かんぱん)の発症に紫外線も関係していると考えられています。日頃から紫外線対策はしっかりしておいたほうがいいですね。

■ストレス
ストレスをはじめ、寝不足など不規則な生活で女性ホルモンのバランスが崩れると、前記したように肝斑(かんぱん)の発症につながるばかりか、発症後は悪化につながることもあるそうです。

■肌への刺激
皮膚への過度の刺激がシミの原因や悪化につながるのは、みなさんご存知の通りです。肝斑(かんぱん)の場合も例外ではありません。洗顔やマッサージの際に必要以上に激しくこすったりしないように注意しましょう。

次のページでは肝斑(かんぱん)の治療法に触れます。
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