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映画「クリスマス・キャロル」で旅の予習(2ページ目)

名作『クリスマス・キャロル』をディズニーが映画化! 昔ながらの"正しいクリスマスの過ごし方"を見て、クリスマス・シーズンの旅行をさらに楽しいものにしましょう!

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

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クリスマスの街で売っているものは?

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映画のワールド・プレミアに、carol singersが登場!Photo by Ian Gavan/Getty Images for Disney 2009
映画『Disney's クリスマス・キャロル』に見る、クリスマスの風景。この物語が書かれたのは19世紀半ばのイギリスで、当時はまだ、赤い服に白いひげのサンタクロースの姿は広まっていません。つまり、西洋に昔からある伝統的なクリスマスの世界なのです。

街角では男女のグループがクリスマスの歌を歌っていますが、あれこそが映画のタイトルにもなっているChristmas carol。carolとは「聖歌」のことで、日本でもよく知られている「もろびとこぞりて」は、原題をJoy to the World! The Lord is comeといい、イエス・キリストの再来を祝う内容になっています。

今でも西洋の国では、クリスマスが近づくと街角にはcarol singers(聖歌隊)の一団が現れ、寄付を集めていたりいます。

さらに映画では、街中でwreath(リース)、chestnut(焼き栗)、そしてなんとeel(ウナギ)が売られている様子が描かれます。chestnutは、今でもクリスマス・グッズを売る屋台などで人気がある食べ物。eelは、その昔ロンドンの下町でよく食べていたそうです。特に、ゆでたものを冷ましてウナギのゼラチン質をゼリー状にしたjellied eel(ウナギのゼリー寄せ)が定番。興味のある人は、ぜひ今度ロンドンでウナギを出す食堂を探してみましょう!(イギリス「美味! 究極のロンドン下町B級グルメ」参照)

また、クリスマス・ディナーに欠かせないのは、turkey(七面鳥)です。映画に出てくる貧しい家庭ではturkeyが買えず、代わりにgoose(ガチョウ)を使っていました。さて、このturkeyやgooseを売っている店をpoultry shop(ポウルトリ・シャプ)と言います。poultryは鶏肉類のことで、chickenやturkeyなどを丸ごと売っています。クリスマスには大忙しですね!

このほか、クリスマス・ディナーの食卓に並びそうなのは、例えばこんな食べ物です。

eggnog [エグナグ] 牛乳と卵を混ぜ合わせた甘い飲み物
yule punch [ユールパンチ]  果物のジュースとスパイスを混ぜたyule(クリスマスの季節)の飲み物
popover [パプオウヴァー] 中が空洞の、ふくらんだパン。フレディの家の晩餐に並ぶパンは、ひょっとしてこれかもしれません。
pickled vegetable [ピクルドヴェヂタブル] いわゆる「ピクルス」。クリスマス用に、何日も前から仕込んでおきます。

こうしてあらかじめ情報を得ておくと、街でそれらしきものに遭遇したとき、「コレは!」とピンと来るはず。今度の旅行で、ぜひホンモノのクリスマスを探してください!

■映画「Disney's クリスマス・キャロル」
主演:ジム・キャリー 監督・脚本:製作:ロバート・ゼメキス
2009年、アメリカ
[11/14(土)より全国公開中]

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Charles Dicken's A Christmas Carol
『クリスマス・キャロル』の原作を英語で読むことができます。
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