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アウトドアの定番! 英語でバーベキューの会話を楽しむ

欧米では、アウトドアの基本はバーベキュー。旅先で思いがけずバーベキューに招かれたりしたときのために、役に立つ英語表現を覚えておきましょう。肉や野菜を焼きながらコミュニケーションを取るのが楽しみの一つです。

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

英語でバーベキューの会話を楽しむ

英語でバーベキューの会話を楽しむ

焼く順番を決めるのも、ホストの仕事

欧米では、アウトドアの基本はバーベキューです。戸外に出かけたときだけでなく、自宅の庭やベランダで気軽にバーベキュー・パーティーを開くこともあります。旅先で思いがけずバーベキューに招かれたりしたときのために、役に立つ表現を覚えておきましょう。
   

肉の焼き加減は?

「バーベキュー」は英語ではbarbequeで、最初の「バー」を最も強く発音して「バービキュー」と言います。ただし、省略してBBQと書くことが多いことから、そのまま「ビービーキュー」と言う人もいるようです。

欧米では男女平等と言いますが、実は男女の役割がきちんと決まっていることがあります。バーべキューがその一例で、肉を焼くのは一家の主人であるhost(もてなし役の男性)の務め。日本語では「なべ奉行」などという言い方がありますが、特に肉を焼くのがうまい人を、BBQ masterと呼んだりするようです。

バーベキューで使うものは、grill(グリル)とskewer(くし)、turner(フライ返し)など。海外ではelectronic grill(電気グリル)も一般的で、charcoal(炭)は必ずしも必要ではありません。準備が便利なところも、バーベキューの人気の秘密かもしれませんね。

また、肉や野菜を焼きながらコミュニケーションを取るのが楽しみの一つですから、例えばホストにこんなふうに声をかけてみてはどうでしょうか。

Smells good!
(スメルズグド/いいにおいですね!)

Is it already cooked?
(イズィトールレディククト/もう焼けましたか?)

一方、ホストからはこんなことを聞かれるかもしれません。

How would you like it?
(ハウウドューライキト/<肉の>焼き加減はどうしますか?)

Can I cook something more for you?
(キャナイククサムスィンモアフォユ/もうちょっと何か焼きましょうか)

肉の焼き加減は、レストランなどで答えるのと同様、well-done(ウェルダン)/medium(ミディアム)/rare(レア)などで言いのですが、こんな言い方も覚えておくと便利です。

Could you please cook a little more?
(クドュープリーズククアリトルモア/もうちょっと<長めに>焼いていただけませんか)

英語の「焼く」にはbake(オーブンで焼く)、roast(あぶる)、grill(直火で焼く)などいろいろな言い方がありますが、「もうちょっと焼いて」というときは、「調理する」という意味の動詞cookを使います。

さて、それでは次に、日本人が最も苦手(?)とするバーベキューでの何気ない会話をご紹介します。
 

バーベキューでの会話を楽しむコツ

この日だけエプロンを引っ張りだして来たりします

この日だけエプロンを引っ張りだして来たりします

欧米でバーベキュー・パーティーが好まれるのは、青空の下で料理をしながら会話をすると、話がはずみやすく、初対面の人とも打ち解けやすいからということがあるようです。しかし、あいにく「社交の場での何気ない会話」というのは、日本人が最も苦手とする分野。そこで、うまくきっかけを作るための表現をご紹介します。

まずは定番の「いいお天気ですね」「ええ、本当に」。これは、こんな簡単な言い方でOKです。

It's a great day, isn't it?.
(イツァグレイデイ、イズンニト/いいお天気ですね)

Yes, it is.
(イエス、イティズ/ええ、本当に)

この後すぐ自己紹介をするのは、ちょっと早い感じ。せっかくですから、少し料理の話などをしてみましょう。例えば、こんな感じです。

I like this steak. It's perfectly cooked.
(アイライクディステイク。イツパーフェクトリーククト/このステーキおいしいですね。うまく焼けている)

Yeah, Jim is a great cook.
(イヤア、ジムィズァグレイトクク/ええ、ジムは料理上手ですね)

このJimとはホストのことで、ここで例えばBy the way, how do you know Jim?(ところで、どのようにジムと知り合ったんですか)などと話を展開させられるのです。

また、社交の場では男性ができるだけ女性に気を使ってあげる、というのも、欧米社会の暗黙のルール。女性ゲストの食べ物や飲み物が足らないようなら、持ってきてあげなければなりません。

Can I get you some more beer?
(キャナイゲトューサモアビア?/もっとビールを持ってきましょうか?)

The lamb chop is ready. Would you like some?
(ザラムチャプィズレディ。ウドューライクサム/ラム肉が焼けました。いかがですか)

返事はThank you.または、不要であれば、No, I already had enough.(いいえ、もう十分にいただきました)でいいですね。

バーベキュー・パーティーのような気軽な集まりは、ゲストが適宜やってきて、それぞれ頃合を見計らって帰るものですが、日本人にはその切り出し方がまた難しいところ。例えば、用があってもなくても、こんな風に言ってその場を立ち去るのがいいでしょう。

Well, I'd better be going now.
(ウェル、アイドベタービゴウイングナウ/さて、そろそろおいとましなければ)

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