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料金を英語で言うには?バスの運賃、宿泊費、手数料の言い方・覚え方

priceだけでは表現しきれない、英語の「料金」「運賃」「手数料」「入場料」の言い方をお教えします。バスの運賃を英語で聞く場合「What's the price?」と聞くとびっくりされる可能性があります。料金の英語での覚え方を解説します!

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

バスの運賃など……色々な「料金」を英語で伝えるには?

料金を英語で表現するには?バスの料金、宿泊費、手数料の伝え方

busに乗ったら、車内でfare(運賃)という言葉を探してみましょう

バスに乗って「What's the price?」と聞き、運転手さんに「???」という顔をされてことはありませんか?日本人は「料金=price」と思いがちですが、実は英語には「料金」に相当する語がいくつもあります。今回は場面別にその使い分けの方法を見ていってみましょう。


<Index>  

運賃を英語表現は? 英語でbus priceは「バスの値段」と言う意味に……

まずpriceという言葉ですが、これは「(モノの)値段」という意味なので、乗り物の「運賃」やサービスの「料金」などを表すことはありません。priceを使うとしたら、例えばこんな風に言います。
 
  • What's the price for the bus ticket?(ワツザプライスフォザバスティケト/バスチケットの値段はいくらですか)
  • What's the price for the sandwich?(ワツザプライスフォザサンドウィチ/サンドイッチの値段はいくらですか)

例えば「What's the price of the bus?」というと「バス(の車両)の値段」!になってしまうので、このようにticket(チケット)の値段を尋ねるというわけです。それでは、乗り物の「運賃」を尋ねるにはどうすればいいかというと、例えばこんな風になります。
 
  • I'd like to know the bus fare.(アイドライクトゥノウザバスフェア/バス代を知りたいんですが)
  • What's the taxi fare?(ワツザタクシーフェア/タクシー料金はいくらですか)

air fare(航空運賃)、train fare(電車賃)など、交通機関の料金すべてfareでOKです。ちなみにHow much is the fare?とhow much(いくら)を使ってもいいのですが、fare(運賃)は名詞なので、英語ではWhat's the fare?(運賃は何ですか=いくらですか)という言い方も成り立つのです。
 

英語の料金で一番広く使われるのはfee

英語ではpriceは「(モノの)値段」のこと。それでは、モノではないサービスの料金などはどう言えばいいのか、次の例を見ていってみましょう。

■fee
  • What's the admission fee?(ワツザアドミシャンフィー/入場料はいくらですか)
  • What's the parking fee?(ワツザパーキンフィー/駐車料金はいくらですか?)

feeは学校の授業料や病院の診察料などにも使われ、「料金」という意味を持つ語としては、最も適用範囲が広いかもしれません。レンタカーの料金などもrental feeと表すことができます。ぜひ覚えておいてください。

■rate
  • What's the room rate?(ワツザルームレイト/部屋代はいくらですか)
  • It's at the flat rate.(イツアザフラトレイト/均一料金です)

rateはそもそも「~率」という語で、ホテルのroom rate(部屋代)のように、時期やランクによって異なる料金について使われます。両替のときもexchange rate(為替レート)という言い方を使いますね。

■charge
  • The cover charge is 20 dollars.(ザカバーチャージズトゥエンティダラーズ/カバーチャージは20ドルです)
  • A cancellation charge is required.(アキャンセレイシャンチャージズリクワイアード/キャンセル料がかかります)

chargeは「手数料」といった意味合いの強い語。cover charge(カバーチャージ)はクラブなどで最初に払う一定の料金のことです。Is there any charge for that?(それには手数料がかかるんですか?)のように聞くこともできます。

■toll
  • Here's the toll free number.(ヒアズザトールフリーナムバー/これがフリーダイヤルの番号です)
  • You'll see a toll gate in 200 meters.(ユールシーアトールゲイティントゥハンドレドミーターズ/200メートル後に料金所があります)

tollはそれほど広く使われているわけではありませんが、日常生活の中では、電話のtoll free(フリーダイヤル)と高速道路のtoll gate(料金所)という使い方でよく見かけます。

最初は使い分けるのが難しいかもしれませんが、priceだけしか知らないのと、これらの語があることを知っているのとでは、大違い。今度海外旅行に行ったとき、これらの語がどんなふうに使われているか、ぜひチェックしてみてください。

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