ワインテイスティングに関する英語表現を学ぼう!
最近は有名観光地を巡るだけはなく、ワイナリーを訪問したり、庭園でガーデニングの知識を得たりと、「テーマのある旅」を楽しむ人が増えています。今回のテーマは「ワインテイスティング」です。
ワインテイスティングに関する英語表現!ワイナリーに入ったら
winery(ワイナリー)と言えば、やはりイタリアやフランスが本場? でも最近は、オーストラリアやニュージーランドで気軽に訪問できるワイナリーが増えています。ツアーの日程に入っていない場合でも、自分で訪問してみてはどうでしょうか。多くのワイナリーは、自分のところにvineyard(ブドウ園)を持っています。vineとは「ツル」のことで、「ブドウの木」そのものも指します。cellar(貯蔵室)にはbarrel(樽)が積まれ、wine tasting(ワインテイスティング)用には、tasting roomがあります。ワイナリーをふらりと訪れてみた際には、例えばこんなふうに尋ねてみてはいかがでしょうか。
May I see your vineyard?
(メイアイシーユアヴァインヤード/ブドウ園を見せていただけますか?)
Could I taste some wine?
(クダイテイストサムワイン/試飲はできますか?)
seeには「見る」だけでなく「どんなものか調べてみる」という意味があるので、「見学する」という意味合いを出すのにピッタリです。よく「見学する」にobserveやinspectを使ってしまう人がいるのですが、これだと「監視する」「査察する」という意味合いが入ってしまうので、旅行者としては、使わないほうが無難です。
さて、日本では「すごい!」「素晴らしい!」といちいち口にするのはどうもわざとらしい感じがするかもしれませんが、海外では逆に、感想をできるだけ言葉で表すことが求められます。例えば、「(目で見て)素晴らしい!」と思ったら、
Looks great!
(ルクスグレイト/素晴らしいですね!)
話を聞いて、興味深いと思ったら
Sounds interesting!
(サウンズィンタレスティング/面白いですね!)
そのほか、Wonderful!(ワンダフル)、Fantastic!(ファンタスティク)、Amazing!(アメイジング)なども、「素晴らしい」という気持ちを表すのに使えます。
ワインテイスティングに関する英語表現!味や香りは何と言う?
cellar(貯蔵室)でテイスティングできることも
ワイン・テイスティングは、基本的にcolor(色を見る)、swirl(ワインをグラスの中で回してみる)、smell(香りをかぐ)、taste(ワインを口に含む)、savour(口の中に空気を入れて鼻から抜き、風味を味わう)という5つのステップがあるとのこと。厳密に考える必要はありませんが、せっかくですから、飲む前に色を見たり、香りをかいでみたり、というくらいはしてみたいものです。その際、こんなふうに基本情報を得ておいてはどうでしょうか。
What's the name of this wine?
(ワツザネイムォヴディスワイン/このワインの名前は何ですか?)
What's the harvest year?
(ワツザハーヴェストイヤー/収穫年はいつですか?)
What kind of grape is this?
(ワカインドヴグレイプィズディス/ぶどうの品種は何ですか)
さて、「香り」のことはaromaやsmellと言いますが、ワインの場合、特別にbouquetという言葉が使われます(「花束」のbouquetと同音です)。ワインの評価はこのbouquetとtaste(味)で決まるわけですが、例えばこんなふうに簡単に感想を言ってみてもいいかと思います。
Smells good!
(スメルズグド/いい香りですね!)
The aroma is a little too strong/weak.
(ジアロウマイズアリトルトゥーストロング/ウィーク/香りが少々強い/弱いですね)
Tastes good!
(テイスツグド/おいしいですね)
ワインの味を表す言葉としては、例えば次のようなものがあります。
flinty(フリンティ/さっぱりした)
full bodied(フルバディド/濃厚な)
acid(アシド/酸味がある)
rough(ラフ/渋い)
もちろん、sweet(甘い)やfruity(フルーティな)も使えます。ぜひいろいろな言い方を覚えていって、winemaker(ワイン醸造者)たちに感想を教えてあげてください!
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