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坐禅で心の歪みをリセット(2ページ目)

若い女の子達の間で「坐禅」が密かなブームになっている事はご存知ですか?「厳しい修行」というイメージで日常生活から遠い存在だと思われる方も多いのでは?全生庵の御住職からお話しを伺い体験してきました!

長坂 靖子

執筆者:長坂 靖子

ウォーキング・姿勢ガイド

坐禅の組み方


準備:アクセサリー類やメガネなど体に身に付けているものは外しましょう。服装に関しての注意点として、身体を締め付けたり肌の露出が多いものは避けます。肌の露出が多いと、風、寒さ、汗などを感じ、「無」になりにくいです。ゆったりとしたもので、色にも配慮します。神経が高ぶらないように落ち着いた色の服装(茶系、黒、白、グレー等)が良いでしょう。
携帯電話の電源は切りましょう。

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1、脚を組む:この時、半跏趺坐:はんかふざ(方足首を腿の上に乗せる・左写真参照)・結跏趺坐:けっかふざ(両足首腿の上にのせる)にします。この姿勢が身体にとって一番ラクで長く安定できる姿勢です。

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2、手の形:親指が軽く触れ合うように形を作り、(左写真)軽く足の上に置きます。手は集中力を測るバロメーターです。疲れてきたり、意識が他へ行っていると、左右の親指が離れたり手の形が崩れてくるそうです。これを「法界定印」といって、仏教において最高の悟りを表した印だそうです。

3、目線:目線は1・5~2m程下に落とします。心を「無」にするポイントです。
4、時間:通常は線香が燃え尽きるまでの時間、40~45分程度行います。初心者は5分~10分無理の無い所から始めましょう。目標20分をめざしてみましょう。
5、呼吸:丹田呼吸法と数息観を併せて行う(呼吸は鼻で行います)
丹田呼吸法:呼吸を吐くときに丹田(おへその少し下辺り)に重心があるように意識する。吐くときは細く長く吐く。なれてきたら一分間に5~6回の呼吸で行う。
数息観:吐く時に「ひとーつ」 「ふたーつ」・・・・「とーお」まで数えたらまた「ひとーつ」に戻る。坐禅を組んだ時、何も考えないのは難しいのでこのような方法は雑念を払うのに有効です。初心者は、「みーっつ」あたりで身体がぶれてくるそうです。

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6、警策で元気付け:坐禅というと、集中不足の時に「警策」(左写真)でたたかれるというイメージを持っていましたが、この行為は「罰」を与える為に行うものではなく、「気持ちの入れ替え」を行うためのものということでした。


心のお掃除完了


お寺で実際に坐禅を組むと、何時もとは違った緊張感が生まれ身が引きしまりました。自宅とは異なり、静寂の中で自分と見つめあう時間を設ける事により、精神が満たされた気持ちになりました。自宅で坐禅を組むのも良いのですが、定期的にこのような場で行う事も良いと思いました。
自宅で行うと、来客が来たり、家族に話しかけられたり、TVの時間になったり・・・・。「無」の時間を保つ環境作りが難しいですが、このような場に来ると、思う存分に「無」の時間を設ける事が出来るのも魅力の一つだと思いました。

全生庵

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住所:東京都台東区谷中5-4-7
電話:03-3821-4715
HP:http://www.theway.jp/zen/

座禅会情報:月~土午前5時~7時 毎週日曜日午後6時~8時
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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