坐禅の組み方
準備:アクセサリー類やメガネなど体に身に付けているものは外しましょう。服装に関しての注意点として、身体を締め付けたり肌の露出が多いものは避けます。肌の露出が多いと、風、寒さ、汗などを感じ、「無」になりにくいです。ゆったりとしたもので、色にも配慮します。神経が高ぶらないように落ち着いた色の服装(茶系、黒、白、グレー等)が良いでしょう。
携帯電話の電源は切りましょう。
3、目線:目線は1・5~2m程下に落とします。心を「無」にするポイントです。
4、時間:通常は線香が燃え尽きるまでの時間、40~45分程度行います。初心者は5分~10分無理の無い所から始めましょう。目標20分をめざしてみましょう。
5、呼吸:丹田呼吸法と数息観を併せて行う(呼吸は鼻で行います)
丹田呼吸法:呼吸を吐くときに丹田(おへその少し下辺り)に重心があるように意識する。吐くときは細く長く吐く。なれてきたら一分間に5~6回の呼吸で行う。
数息観:吐く時に「ひとーつ」 「ふたーつ」・・・・「とーお」まで数えたらまた「ひとーつ」に戻る。坐禅を組んだ時、何も考えないのは難しいのでこのような方法は雑念を払うのに有効です。初心者は、「みーっつ」あたりで身体がぶれてくるそうです。
心のお掃除完了
お寺で実際に坐禅を組むと、何時もとは違った緊張感が生まれ身が引きしまりました。自宅とは異なり、静寂の中で自分と見つめあう時間を設ける事により、精神が満たされた気持ちになりました。自宅で坐禅を組むのも良いのですが、定期的にこのような場で行う事も良いと思いました。
自宅で行うと、来客が来たり、家族に話しかけられたり、TVの時間になったり・・・・。「無」の時間を保つ環境作りが難しいですが、このような場に来ると、思う存分に「無」の時間を設ける事が出来るのも魅力の一つだと思いました。
全生庵
電話:03-3821-4715
HP:http://www.theway.jp/zen/
座禅会情報:月~土午前5時~7時 毎週日曜日午後6時~8時