「気」を充実させるイメージトレーニング
寂しい時やイライラした時、緊張している時など、「気」が乱れてしまいます。それをそのまま愛する人や他人にぶつけてしまうようではいけません。このイメージトレーニングでは、乱れた「気」を静め、更に滞りなく「流れる」ことをイメージします。他人に「配る」以前に、まずは自分の「気」を上手にコントロールできるようになりましょう!
目を閉じて「気」が満ちて、スムーズに流れるのをイメージします。 |
(1)裸足になり足の裏をしっかり踏みしめ深く腰掛けます。
(2)背筋を伸ばして手のひらをあわせます。この時、手のひら同士は少し間を開けていても構いません。
(3)瞳を静かに閉じます。瞳を閉じることにより、自分の内面に集中することができます。
「気」は手のひら、足の裏、瞳 から出入りと言われています。足の裏は大地のエネルギーを吸収できるようにしっかりと床につけてください。
掌同士はくっつけなくてもOK |
■上半身に「気」を回す
準備ができたら、まずは上半身のすみずみまで「気」を送ります。
(1)鼻から空気を吸います。吸った空気はおへその下あたりまで届かせるイメージで。
(2)ゆっくり口から細く長く息を吐きます。身体に空気を残さないように全部吐ききります。
■下半身にも「気」を回す
次に全身へと回していきます。
(1)空気を吸うときに鼻だけでなく頭部全体を意識して。瞳は閉じていますが瞳からもフレッシュな空気が入るイメージで行います。
(2)吸った空気がおへそより更の足裏まで届くイメージをします。
(3)からだの空気をゆっくり吐ききります
■「気」を全体に回す
仕上げのステップです
(1)次に空気を吸うときに身体の上体だけではなく、足うらから大地のエネルギーを吸収するイメージでおへそに集めてきます。
(2)ゆっくり吐ききります。掌が熱くなってきませんか?
上記を何回か繰り返します。(回数は特に決まってません。)
自分の体調やその時の気分によって回数は調整し、「落ち着いた」「気が回ってるかも」と感じたらそれでOKです。
「気」の流れが滞るとどうなる?
「気」の流れが滞ると、「病気」になります。自分の中の「気」を回すことで気の流れがスムーズになり「元気」になります。“げんき”とは気の元が滞ってない事なんですね。大地からのエネルギーを吸収するのも自身のエネルギーを高めるのに役立ちます。アスファルトの上ばかりを歩くのではなく、土の上を歩く事は気を充実させるのに有効です。山や高原に行き土の上を歩いたり、森林浴をしたりする事は気を充実させるのに効果的です。
いかがですか? 自分の「気」(エネルギー)を充実させる方法はご理解いただいたかと思います。
それではいよいよ次のページでは、自分の「気」を他人に分け与える方法をご紹介します!