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音を絵にした楽しい絵本『がちゃがちゃ どんどん』フランス人が読むとどうなる?
前ページでみたようなonomatopéeの日仏の違いは、フランス語学習者にとってはとっても興味深い楽しめる違いですが、それが日常生活に入ってくると結構難しい問題になってくるようです。

ガイドの友人の日仏カップルは、まだ小さなお子さんがいる仲良し家族。優しい夫は毎晩かわいいわが子に絵本の読み聞かせを欠かしませんが、日本のonomatopéeたっぷりの絵本を側で聞いているフランス人妻にとってはかなりの違和感!わが子を日本風onomatopéeで育てるか、フランス風onomatopéeで育てるか?それでは、そんな違和感を体感すべくフランス風onomatopée日常生活編をみてみましょう。

フランス風オノマトペ:日常生活編

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ポトン?ピチャン?プリック?プルッフ?
例えば教会のcloche(クロッシュ/鐘の音)のDING-DONG(ディン ドン)などというのは、日本でもそう耳にする音でもありませんし、歌などでもお馴染みですのでそれほど大きな違和感はないかもしれません。では、次のようなonomatopéeはどうでしょう?

  • 踏切:DIN-DIN-DIN(ディン ディン ディン)
  • 掃除機:BVOUU(ブヴー)
  • 紙を破る音:CRRR(クル)

    踏切音や掃除機の音に関しては、日本人の間でも個人差が大きいでしょうからまだまだ許せる範囲だとは思いますが、紙を破る音のように多くの日本人が「ビリッ」という日本風onomatopéeを連想する場合には状況は一転するように思われます。それでは、このように日本風onomatopéeがある種の定番と化している水の音で比べてみることにしましょう。

    (1) PSCHIIII, PSCHHH(プスシー)
    (2) PLIC PLOC(プリック プロック)
    (3) PLOUF(プルッフ)

    (1)は蛇口やホースから水が勢い良く吹き出す音、(2)は水滴が落ちる音、(3)は何かが水の中に落ちる音です。日本語だと(1)ジャージャー、(2)ポトポト、(3)ポチャンという風に連想される方が多いのではないでしょうか?

    水音に関しては、フランス風onomatopéeの方がなんとなくリアルな気がしますがいかがでしょう?これまでの自分の常識をくつがえして自然の音に耳をすませ、時にはフランス風onomatopéeを使ってみるのもかっこいいかもしれませんね。

    次ページでは、フランスの消防車はどんな音?オノマトペ車両・人体編をお送りします。