それでは、ここからはガイドは沈黙を守り、Sabrinaさんのご意見を拝聴することにしましょう。
自分の体をきちんと知り、きちんと愛でよう!
自分の体をよく知り愛でることが大切 写真:Stéphane Verschelde |
そうした fossé(溝)から私たち自身の力で抜け出すために何よりも大切なことは、自分自身のsexe(性器)がどのように機能するのかを知ることです。
残念なことに、érotique(エロティック)あるいはsexuel(性的な)機能についての知識をもっている女性は多くありません。自身の秘められた部分のanatomie(構造)がどのようになっているかさえ知らない女性すら見受けられます。
まずは、自分の体の構造を知り、それを愛し、soigner(手入れする)こと。féminité(女らしさ)について考え、apparence(外見)を磨くこと。常に partenaire(パートナー)の性的欲望をそそる理想型であると自分自身のことを感じていることが大切です。
自分自身の性的な好みについて研究してみよう!
ヴァレンタインにおススメの映画『Chocolat』 |
plaisir(快感)以前にdésir(欲望)について知ることが必要です。
女性のsexualité は、désir(欲望)→ excitation(興奮)→plaisir(快感)→orgasme(オルガスム)といったはっきりとした道を辿ります。
ですので、スタートラインがまずは大事というわけです。désirは、車にとってのガソリンのようなもので、faire l'amourへと私たちを導いてくれる必要不可欠なものなのです。
自身の欲望について知るには、sexualitéに限定する必要はありません。
例えば、arts culinaires(料理法)でもなんでもいいでしょう。要は、 自分は何をvoir(見る)、sentir(感じる)、entendre(聞く)、goûter(味わう)、toucher(触る)ことが好きなのか?
ふだんの生活において、あらゆる種類の喜びをcultiver(培う)ことが大切です。喜びが喜びを生むのですから。
私たちをexalter(高揚させる)ものや方法を発見し、くつろぎながらも熱い雰囲気をつくることが大切です。
イマジネーションこそが愛を育む!
「O嬢」の世界は無理としても…読んでおきたい珠玉の一冊 |
ただ注意して欲しいのですが、私は実現不可能なようなscénarios compliqués(複雑なシナリオ)について語っているわけではありません。
imagerie érotique(エロティックなイメージの産物)、パートナーとenvie sexuelle(性的欲望)を高めるために互いに話し合えるようなちょっとしたエピソードが大切です。fantasmeというのは、ギリシャ語で apparition(発生)を意味する言葉です。ですので、私たちのlibido(リビドー)を刺激するような短い物語を想像するのがいいでしょう。
sexologuesは、「cerveau est la plus grande zone érogène(脳が最高の性感帯)」と語ります。imagination(イマジネーション)やcréativité(創造性)のbooster(増幅器)が必要というわけです。
最後に一つ、カップル間におけるcommunication(コミュニケーション)が primordiale(最も重要)であることも忘れないでください。envies(欲望)や、frustrations(フラストレーション)についてはきちんと声に出すことが大切です。
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