大事なのは「あなた」と「わたし」。日本人代表に「さよなら」しよう!


堺:
越智さんの意見に付け加えてですが、「対等」とは、「他の誰でもない」、「あなたとわたし」ということなんです。別に、典型的な「フランス人代表」と「日本人代表」がメール交換するわけじゃない。あくまで、「あなた」と「わたし」です。

異文化とのメール交換では、Les Japonais…. (日本人って…)ってな話題になりがち。それにどう答えるか、なんていちいち悩む必要はない。「わたしはこうだけど、他の日本人は知らないよ」、それで十分。大切なことは、「わたしはこういう人間ですよ」って示すこと。そして、裏返して、「あなたはどういう人?」って知ろうとすること。お互いが、ひとりの人間として関心がもてれば、おのずと長続きしますよ。そうならなければ、回答3の方もおっしゃっているように、次を探せばいいんです。

自分を見つめる勇気を教えてくれる!外国人とのメール交換の醍醐味

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自分自身を見つめることが、世界へ目を向けることのはじまり。
越智:
それでは、最後にフランス人をはじめ外国人とメール交換をするにあたっての醍醐味、また読者のみなさんにメッセージがあれば、お聞かせ願えますか?

堺:  
日常生活で、あらたまって「あなたの意見は?」と迫られるなんて、あまりありませんよね。それが外国人とのメールだと、よく起きます。そんなとき、「いいたいことがフランス語で書けない」とは、どこか違う感覚を感じることがありませんか?実は、こんな場合は、「言いたい意見、そのものがない」、あるいは、「どう言っていいのか、日本語でもよくわかってない」と考えたほうが近いのです。メールが滞る理由、多くはここに原因があると、わたしは考えています。

越智:
確かに「そんなん、日本語でも答えられんわ~」というのはよくありますよね。

堺:
それでも、こんな貴重な経験は、日本だとなかなか味わえないです。そこに、「ハッと」気づくことができるか。「勇気をもたなきゃ」と思っていたこと、それは、なにも新しい相手に接することだけじゃない。むしろ、自分の内面に対してなんだ、って。「彼らは、それをわたしに教えてくれるんだ」って気づいて、一歩前に進めるか。自分に素直になって、「背伸びも萎縮もせず、ありのままを表現しよう」って思えるか。

そこを越えられれば、スーっと気持ちが楽になる。等身大で相手と接することができるようになります。そのとき、はじめて「対等」な関係が実現すると思います。その感覚を大切にできたら、「本気の友達探し」が、とても楽しいものになると思いますよ。

越智:
「本気の友達探し」は、まさに「新しい自分との出会い」!みなさんも、ぜひぜひ一歩踏み出して、一生の友を見つけてくださいね!

堺さんはじめ、アンケートに御協力いただいたみなさん、貴重なお時間をいただきまして、本当にありがとうございました。



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