時短生活/調理を時短するコツ

ごはん早炊き選手権 総合ランキング(2ページ目)

忙しい共働き家庭においては、いかにおいしく食べるかより、どれだけ早く食べるかが大きな課題。早くてうまい炊飯方法は、果たして炊飯器? 鍋? レンジ? いよいよ最終ランキングです。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

あなどれないぞ、電子レンジ炊飯


さまざまな電子レンジ専用容器が販売されています
さまざまな電子レンジ専用容器が販売されています
写真はももせが実際に使っている、電子レンジ用の炊飯鍋です。
まず無洗米を計量して、鍋炊飯と同様に水を入れます。この鍋の場合は計量の目盛りがついていませんが、市販されている耐熱ガラスやプラスチック製のレンジ専用炊飯鍋には、きちんと計量目盛りがついているものがあります。
水の量は、市販されているレンジ鍋によって指定が違います。購入した鍋の取扱説明書をよく読んだ上で、何度か試して好みで調整しましょう(使用する電子レンジの個体差などもあります)。
ちなみにこの鍋は販売サイトでは2合で水430cc 500wで13分加熱となっていますが、ガイドは2合で460cc 600Wで15分ぐらいというのがわが家流です。このままレンジに入れてもいいのですが、レンジの場合はできれば10分程度でもいいので浸水時間を取るほうが、おいしく炊けます。「浸水時間」の差が一番出てしまうのが電子レンジといってもいいでしょう。

ふきこぼれ対策のためにお皿を敷きましょう。
ふきこぼれ対策のためにお皿を敷きましょう。
レンジで炊飯をすると、どうしてもふきこぼれが出ます。レンジの庫内のおそうじは面倒ですから、あらかじめふきこぼれをキャッチするお皿を敷いて、鍋をレンジへ。
私の持っているこの容器は、構造上かなりふきこぼれがあります。このため、ガイド宅では現在、レンジ炊飯はお休み中。この容器はセラミックおひつとして、暖めなおし専用として使われています。ただし、セラミックおひつとしての機能は秀逸! こうしたセラミックおひつの使い方、さらに、ふきこぼれがなく上手に炊飯できる電子レンジ容器については、後日研究して特集してみますね! 

あなどれない電子レンジ炊飯は暮らしのスタイルに合わせて
あなどれない電子レンジ炊飯は暮らしのスタイルに合わせて。
600Wで15分。タイマーが切れたら、そのまま20分ほど蓋を開けずにむらします。炊きあがりは、鍋炊飯などにもひけをとらない、ぴかぴかつやつやのごはんが! ただし、水加減や時間の按配を間違えると、芯が残ったり、べちゃっとしたこしのないごはんになることも多く、容器の選び方や水加減の差が大きな違いを生むのも電子レンジ炊飯の特徴かもしれません。

レンジ炊飯の最大のメリットは、完全にその場を離れておまかせにできること。そして、何よりも容器の管理が楽なことです。1人分のごはんを茶碗で炊くタイプのものなら、遅く帰宅した夫専用でごはんを炊いたり、お弁当用に少量のごはんを短時間で炊くことが可能。ふだんの炊飯は鍋や炊飯器で行って、こうしたとっさ時の対応に少量炊けるタイプの容器を常備しておくというのも、賢い選択肢かもしれませんね。
最後に、電子レンジ専用容器が多数掲載されている最後をご紹介していますので、用途に合わせて探してみてくださいね。

次のページでは、ごはん早炊き選手権 総まとめです。それぞれの炊飯方法を、「早く炊く」という視点から解剖してみました。
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