「洗濯動線」を考えて、洗濯の手間を半分にする!
「洗濯動線」を考えよう
家にいる人なら、家事の合間に自然と目配りすることができても、日中家を開けている人にとっては、細切れの作業が延々と続く洗濯は気持ちの上でもかなりの負担。今回は、この洗濯の手間を半分にするとっておきの方法を考えましょう。ポイントはズバリ、「洗濯動線」です!
洗う、干す、収納する3点の洗濯動線を最短距離に
あなたの家の洗濯動線を見直しましょう。 |
トライアングルゾーンを最短距離に! |
- 即席乾燥室を作る。
- 止まり木収納を設置する。
- 移動式の物干しを利用する。
即席乾燥室でいつでも洗濯OK
即席乾燥室は簡単に作れます。 |
浴室暖房乾燥機がついている家なら、洗濯物を洗面所に干して、浴室のドアを開けて乾燥機能を運転させます。浴室乾燥機は、洗濯物を干してしまうと入浴ができなくなってしまうのが難。この方法なら、洗濯物を乾かしたあとに家族が帰宅して入浴することができます。
最近は衣類乾燥機能付の洗濯機も多く販売されています。こうした衣類乾燥機も活用したいものですが、実際にはそのまま洗濯乾燥の連続運転を行うと、衣類がしわだらけになってそのままでは着れないことも多く、すべての洗濯物を乾燥機で乾かす人は、実際には少数派のもよう。用途に合わせて、除湿機などと併用していくのが合理的です。
■ お日様との二人三脚も視点に入れて
お天気がよければお日様に干す。昼間家にないからこその贅沢です |
ゆとりがあれば、お天気のいい日には洗濯物は外に干して出かけたいもの。写真はわが家で活躍している移動式の洗濯物干しです。夜洗濯をしたあと、この物干しを洗面所に置いて軽く除湿機をかけて就寝。翌朝晴れていたら、物干しごとベランダに移動して出かけます。帰宅後も、物干しのまま取り入れ、夜露などで湿っていたら洗面所に入れて除湿機を運転。こうしたコンパクトなスタンド型物干しが一台あると、洗濯物の取入れが格段に楽になりますよ。
止まり木収納でスピードアップ
とり入れるそばから収納できる場所を作りましょう。 |
こうして、「洗う=干す=収納する」場所を一箇所に集約することで、洗濯のたびにベランダ=部屋=クロゼットを行き来しなくて済むようになります。とても簡単なことですが、実践してみると目からうろこのラクチンさ。洗濯物を居間などに部屋干しして景観を損ねることもないので、すっきり暮らせる効果もありますね。
とり入れるそばから収納できる場所を作りましょう。 |
乾燥機を使わず、外干しが主体という家庭なら、キャスター付の収納ボックスを用意して、ベランダで取り込むそばからすぐ引き出しの中に放り込む方法も。いずれにしても、取り込むそばから収納できるように収納場所の動線を変えるだけで、洗濯の手間は激減します。
最後の手段はリフォーム⁉︎
洗濯動線を熟慮した共働きならではのリフォームも射程に。 |
共働き家庭が、家を建てたりリフォームを考える際には、ぜひこうした「洗濯動線」に着目してみてくださいね!
<関連リンク>
アルネットホーム住宅プランの開発ストーリー
【関連記事】