留守宅換気を心がけよう!
■ 24時間換気システム2003年7月以降のマンションなら24時間換気システムが作動しています。 |
おうちの空気が滞留してムッするのを防ぐためには、留守の間であっても、家の換気システムを作っておくのが一番の解決法です。特に、最近のマンションは高気密で空気が滞留しがち。2003年7月に「シックハウス症候群」対策として、新築のマンションには建築基準法で、24時間換気システム(電動ファンなどにより室内の空気を強制的に入れ換えるもの)の設置が義務付けられています。ただし、後付をするのは難しいシステムですので、設置されていないおうちは以下の方法を試してみてくださいね。
■ 今すぐできる留守宅換気はこれ
換気扇を有効利用しましょう。 |
「帰宅後5分の応急処置」でご紹介した“換気扇一箇所を運転させて、窓一箇所を開放する”方法が、そのまま留守宅の換気として利用できます。
キッチン、トイレ、洗面所やユニットバスの換気扇のいずれかを運転させて出かけます。トイレや洗面所など個室の換気扇を使う場合は、扉を開放していくのを忘れずに。吸気口がある家なら自然と外気が吸気されますが、防犯上差し支えのない場所に小窓やガラリがあるお宅は、少しだけ開けて外出するのも効果的です。
注意1:防犯上危険のある場所の開放は絶対にやめましょう。低層階、戸建、屋上からの侵入が想定される最上階にお住まいの人は、以下のサイトを参考に防犯対策をしっかり行ってください。キッチンやトイレの高窓、格子がついている窓も危険です。
● 共同住宅の防犯診断チェックポイント
● 戸建て住宅の防犯診断チェックポイント
注意2:電気代の節約のためにも、換気扇のオンオフタイマーがあるお宅は、積極的に利用するようにしましょう。
■ リフォームできる換気扇もあります
戸建ての熱気の排気には換気排熱ファンが効果的。 |
換気排熱ファンは、室内にたまった熱気を外に排出します。特に戸建ての2階や屋根裏などに設置すると、確実に室温を下げる効果を発揮します。リフォームで簡単に取り付けることができ、電気代もさほどかかりません。
こうした換気扇を取り付け、不在時に運転させておくことで、帰宅後の不快感が減るだけでなく、風通しがよくなることで家屋の痛みも軽減することができます。
熱交換型換気扇は室温変化を最小限に抑えます。 |
共働き家庭の留守宅が夏場にヒートアイランドになってしまわないように、日ごろからちょっとした工夫しておくことが、帰宅後の暮らしの快適感をぐっと高めてくれます。できることから少しづつ試してみてくださいね!
<関連リンク>
知っておきたい「換気システム」 AllAbout〔住まいの設備〕
DINOSの日よけグッズ。
セコムの防犯ブログ 留守宅の防犯対策に。