コツは、感謝を忘れず大まかにルールをつくること。 |
両親との関係を含めた家計の考え方
最近多くみられるのが、両親と同居していたり、近くに住んで色々協力を求めたりする共働き家族。両親も含めた暮らしにのお金のあり方について、望ましいあり方をFPの伊藤さんに伺ってみました。おおまかなルールと柔軟な体制
「共働きの夫婦の場合、どちらかの両親と同居している場合も多くみられます。家計の面で、親世帯とごちゃごちゃになる、とか、トラブルになる、あるいは、トラブルまでいかなくても何となく納得できないでもやもやする、という話もよくききます。これもケースバイケースですが、あくまでもおおまかなルールは決め従いつつも、少額ならば臨機応変に柔軟にしていくのがよいことが多いと思われます」。
感謝の気持ちをもたないと、こじれます
「ただし、これはお金だけの問題とは限らないので注意。子どもの面倒を全面的に見てもらっている場合などは、自分たちの主張が通るとは限らないし、自分たちが助かっていることも事実。まずは感謝の気持ちをもたないと、こじれます。実の親だと、親に甘えてしまい、親の方もそれを許すことも多いですよね。これはある程度仕方ないことでしょう。
親からの贈与(年110万円以内なら非課税)と思って、ありがたくいただくことです。しかし、自分たちの中で一線をひきここから先は自分たちの家計でという気持ちをもつことも大事。そうでないと、あとで困ることになります」。
---家計面でも共働きならではの長所・短所がありますが、家計管理については夫婦でよく話し合いを続けることが大切なのですね。お金のお話は何となく出しにくく、忙しさにかまけて後回しになりがち。伊藤さんも「タブーにせずいつでも率直に話せるような関係を築いていきたいものです」とおっしゃっていました。今回のアドバイスを参考にしながら、夫婦でよく話し合ってみてくださいね!
さて来週は、「共働きの家計 vol.2」。上手に資産を管理するための共働きのマネープランのお話をご紹介します。お楽しみに。
■伊藤正子さん プロフィール
ファイナンシャルプランナー(日本ファイナンシャル・プランナーズ協会所属AFP)
慶応義塾大学 経済学部卒。年金、医療制度、税金・・・・と、ますます複雑化する世の中の交通整理役として生活者の立場にたったわかりやすいセミナー&執筆を展開中。千葉県在住。2児の母。
■メールマガジン『セレブママがFPで独立!』。
伊藤さんが執筆中のメールマガジン。「お金にまつわる身近な出来事や専門的解説をおりまぜながら、あなたをFPワールドへいざないます!家計管理法も伝授していきます」。
■『夢先案内人☆FPナビ』
伊藤さんが所属する団体のブログ。セミナー情報もアップされています。
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