資格・検定/資格アーカイブ

広報の資格、PRプランナー取得体験記(3ページ目)

日本パブリックリレーションズ協会認定PRプランナー資格を取得した、日本ケロッグ株式会社広報室長、井出留美さんに資格をめざした理由や試験対策、広報になるための方法についてお伺いしました。

執筆者:All About 編集部

資格試験対策は独学で

PRプランナー認定証
PRプランナー資格認定証
ガイド:PRプランナーという資格は2007年スタートの新しい資格。どのように試験対策をされましたか?まずは基本知識、専門知識が問われる1次試験、2次試験について教えてください。

井出留美さん:試験対策は独学です。社団法人日本パブリックリレーションズ協会のホームページに掲載されている参考図書を図書館などを利用しながら、全て読みました。また、時事問題も問われますので、新聞は欠かせません。

また協会発行の「広報・マスコミハンドブックPR手帳2009」で詳細の試験内容や、PR用語ミニ辞典などが役立ちました。

ガイド:では、実践技能が問われる3次試験の対策はどのようにされましたか?

井出留美さん:3次試験では実務経験が3年必要です。その程度のレベルの問題がでますし、実務に携わっていないと厳しい内容です。

試験ではニュースリリースを簡潔にまとめることが問われました。私は全国の社員に向けて広報の立場から情報を提供しようと、A4、1枚程度のニュースレターをメールで2000年から配信しています。今ではほぼ毎日配信し1000号を突破しました。日々の実務の中で、地道に続けてきたことが、自然と試験対策になっていたようです。

課題にはニュースリリースの他に、広報・PR計画の立案があります。全く異なる業界の事例にあたった場合は、対応に戸惑うことがあるかもしれません。情報収集は欠かせません。

広報職をめざすなら

ガイド:女性に人気の広報職。この資格を足がかりに、と考えている受験生も多いのではないでしょうか。

井出留美さん:1次,2次試験では受験条件に実務経験が問われないものの、実務レベルの問題が問われますし、3次試験になると受験条件に実務経験が3年必要です。

会社では必ずしも広報に配置されるわけではありませんし、人員も多くはないポジションだと思います。ですから、どうしても広報に携わりたいということであればPR会社を目指すのも1つの方法だと思います。

ガイド:ありがとうございました。PRプランナーの資格認定のためには長い道のりです。けれども仕事に直結する資格だけに、実務に携わっている方はもちろん、未経験でもまずは1次試験に合格して社内でアピールするか、PR会社をめざす方法がよさそうです。

PRプランナー資格試験概要は
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