消費生活アドバイザーの資格を活かすには
持ち歩くことが多いから、と最軽量のノートと携帯電話、ICレコーダーは必携ツール |
常山さん:消費生活アドバイザーの資格は、衣食住、法律やサービスといった幅広い分野に関わる仕事ですから、万能に使える道具であるところが魅力です。
資格を活かすポイントとしては、さらに得意分野をもたれると良いと思います。たとえば「食の安全」といったように1つのテーマを深く掘り下げられると強みになります。
またSOHOで働きたいと考えるのであればITスキルは必要です。そのため私たちは「SOHOのためのIT講座」を行いSOHOで働きたい方のための支援をしています。
理想の働き方を実現するコツとは
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常山さん:子供がいると時間に融通のきく働き方は理想的だと思います。子供が小さいうちは特に感じました。
会社を起ちあげたのは、組織化することで、より多くの子育て中の女性が活躍できる環境を作りたかったことと、横浜市ビジネスプラングランプリ最終審査会にノミネートされたことがきっかけです。情報セキュリティに対する厳密な取り組みが求められる昨今、企業の情報を取り扱うにあたって、セキュリティ上の問題もありました。
今思えば子供の成長にあわせて仕事ができたことはよかったと思います。
ガイド:常山さんのこれからの目標や夢について教えてください。
常山さん:消費者に正確な表現で公正公平な情報を伝えていくことはもちろん、消費者の声を反映した商品づくりに携わり、またサービスの提供をしていきたいと思っています。
ガイド:ありがとうございました。消費生活アドバイザーとして使命感を持ち続け、誠実に仕事をされてきた積み重ねが理想的な働き方を実現したのだと思いました。起業することがブームになりましたが、それが目的では続かないこと、ニーズに応えられる質の高い商品、サービスを常に心がける誠実さが大切であることを教えていただきました。