資格・検定/資格アーカイブ

OLから書道家へ、書道の資格の活かし方(2ページ目)

書道家、矢部澄翔さんをゲストに迎えたサクセスウーマン講座をレポート。7年間のOL生活からプロデビューするまでの軌跡、そして資格マニアの矢部澄翔さん流、資格の活かし方に迫ります。

執筆者:All About 編集部

Theme2:独立への準備~なりたい私になるセルフプロデュース術

サクセスウーマン講座
澄翔さんの真骨頂、書道パフォーマンス
書道教室を広めるための具体的な方法は、ポスティングや小学校前でパンフレットを配布したりしたそう。そして書道家として知ってもらいたいと名刺を作り、友人、知人と年間500枚も配ったそうです。また教室を立ち上げると同時にブログを開設。さらに生徒が増え始めた頃、教室のホームページも開設しました。当時ブログ自体もめずらしく、ブログの作成には多くの本を読み、セミナーに参加し、工夫しながら作成した苦労話も。今ではブログを通し、多くの出会いもあり、活動を広げるツールとして欠かせないといいます。

資格取得、OL時代の経験、何よりも書道家になると決心した自分の気持ち……全ての条件が揃って、独立への道が開けたのでしょう。

Theme3:30歳でプロデビュー~30代からのチャンスの引き寄せ方

独立し書道家として活動を始めた澄翔さんですが、書道展で賞を逃す、などスランプも経験。けれども自分には書くことしかない、と再チャレンジ。見事、大賞を受賞します。書道教室のほか、商品のロゴ、題字などを手がける他、書道パフォーマンスを国内外で行うなど活躍の場を広げています。

常に本番と同じ条件で、と練習のときでも筆も紙も一流の道具を惜しみなく使うそう。また自己負担で海外公演をしたことがきっかけで、活動の場も国内のみならず海外へと広がっていきました。自分自身に先行投資をして、やり遂げることができるというプロとしての覚悟。そんな強い意志がチャンスを次々と引き寄せていく結果につながっているのです。

澄翔さんが夢をかなえるために実践しているのは、
1.やりたいことを手帳に書き出す
2.憧れの人をスクラップする
3.名刺を作り、やりたいことを宣言する
4.色々な物事にアンテナをはる
5.やらざるを得ない環境に自分を追い込む
ということ。

澄翔さんも数年前まではごく普通のOL。続けていた習い事を仕事にするとは思わず、いつか書道教室を開きたいと漠然とした夢を持っていました。けれども、プロとしてやっていく、と決めたときから、その行動は年々加速し今に至り、さらにもっともっと加速しそうな勢いを感じます。誰でもそれは可能性を秘めていて、好きなことを仕事にすることが、これほどのエネルギーとパワーを生み出すものなのだと改めて感じました。

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