やはり国家資格をめざしたい
初級システムアドミニストレータ(初級シスアド)
企業の情報化を推進する、情報処理技術者試験のなかの1つ。試験は初級と上級の2つに分かれています。初級シスアドは、情報処理における国家資格の中では、もっとも身近な試験ですが、日常生活で、というよりも企業内のキャリアアップのための資格、と考えたほうがいいようです。
パソコンや情報システムに関する一般的な知識を活用し、部門内のコンピュータ化推進やシステムの構築、運用、整備などを行う、パソコンを利用する側のリーダー的存在として働く人向けに作られた試験です。
試験は年2回、4月と10月に行われ、試験内容は、初級の場合は、イントラネットやLANなど社内通信に関する問題や、表計算ソフトの操作などが中心となっています。試験対策としては、雑誌を含む多くの書籍や対策講座なども充実しています。
基本が問われるとはいえ、一般的なパソコンの利用程度の知識では難しい試験ですが、就職、転職も視野に入れるのであれば、取得しておきたい資格の一つといえます。
(財)日本情報処理開発協会情報処理技術者試験センター http://www.jitec.jp
脱「自称「使える人」」をめざして
IT、パソコン関連資格は、国家資格から民間資格まで数多く存在します。そしてそのレベルも様々。誰でもチャレンジでき、かつ合格しやすい資格も多く、それだけでは活用できない、使えないといわれているものもあります。ただ、パソコンを使えますか?と問われたとき、客観的な判断基準となる資格、検定試験が目安になることも多いのです。
できるところからチャレンジし、ステップアップしていくことで、必ず資格をいかすことができる、と思います。