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うまい薬膳料理 黒豚ばら肉と金針菜の煮込み

漢方でも使われる鉄分がホウレンソウの20倍の健康食材・金針菜を使ったスタミナのつく薬膳料理。「憂いを忘れる」効果があるという金針菜で、気持ちを晴れやかに夏を楽しみましょう。

土屋 敦

執筆者:土屋 敦

男の料理ガイド

黒豚と金針菜の薬膳煮込み金針菜はカンゾウという植物のつぼみを干したもので中華食材店などで買えます(「ユリの花」という名で売られていることもあります)。干しゼンマイのような風味と独特のコリコリとした食感で、なかなかの味わいです。
この金針菜、実は鉄分がホウレンソウの20倍も含まれている健康野菜で、貧血などによく効きます。また別名を「忘憂」といって、元気がないときやうつうつとした気分のときに気持ちを晴れやかにする効果があるのです。
今回は黒豚肉のかたまりと合わせて、疲れを吹き飛ばす豪快薬膳を作ります。

材料

(2~3人分)
黒豚ばら肉:500グラム
金針菜:50グラム
干シイタケ(国産品):20グラム
長ネギ:2本
ショウガ:親指大ひとかけ
太白ゴマ油あるいはコクのある菜種油(※):70cc
しょう油:70cc
日本酒:30cc
ホウレンソウ:1~2束


作り方

黒豚と金針菜の薬膳煮込み
乾燥金針菜 戻した金針菜
乾燥した状態→ 2時間水につけるとこうなる
まず金針菜を水に2時間ほど漬けて戻す。途中1、2度水を取り替え、軸の硬い部分を切り落として熱湯でさっと茹でておく。

軸を切る
触ってみて硬いところを切り落とす
戻し汁も栄養満点なので本当は料理に使いたいのですが、残念ながら中国から輸入されている乾燥金針菜のほとんどは硫黄で処理されているようです。その場合は戻し汁は捨て、よく洗ったほうが良いのではないでしょうか。
なおカンゾウは日本でも自生してます。自分でつぼみを摘んで蒸してから干してもいいです。この場合はもちろん漬け汁も利用できます。
このつぼみ、干さないで茹でてもおいしいんですよ。実は私はつぼみを採るためにカンゾウを育てています。

さて金針菜の準備ができたらいよいよ料理を作り始めます。
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