パエリア鍋(パエジャラ)の使い道とは
パエリア鍋の使い道とは
いわずとしれた、あの、スペイン料理「パエリア」を作るときに使う専用の鍋。
一番オーソドックスなのが、真っ黒な鉄製のもので、両手でつかめる取っ手がついた浅く平らなフライパン状のもの。
他にも、写真にあるように表面にホーロー処理を施したタイプのものもあれば、ステンレス製、アルミ製、そして中には銅製の非常に高価なタイプのものまで、多種多様だ。
一般には、「パエリア専用」と思われがちだが、その底面積の割りに全体がコンパクトにまとまっていることと、取っ手まで全金属性であることから、一般のロースト、特にそのままオーブンに入れる料理などに、幅広く使える。
例えば、鶏モモのローストなど、最初にコンロで焼きつけてからオーブンに入れてじっくり火を通す場合、パエリア鍋であれば、普通の家庭用のオーブンレンジなどでも、コンロの上から、そのままレンジ内に収めることができて、とても都合がいい。
肉、魚介などロースト系のメニューに応用しやすい。
また、パエリア鍋は、調理してそのまま食卓に出しても、見映えがして豪華に見える。そういった点でも、パエリアはもちろん、肉、魚介などロースト系のメニューに応用しやすい。
パエリア鍋の選び方
最初に揃えるのであれば、まずは、オーソドックスな鉄製で、ご自宅で利用されているオーブンにぎりぎり収まるぐらいのサイズ、大体25 ~30cmぐらいまでで選ぶのがいいだろう。
オーブンに入るサイズであれば、同じパエリアでも、オーブン仕上げのやり方も可能になるし、他のローストメニューなど応用がきく。
パエリア鍋を使う際
最初に使う場合は、コンロでしっかりと空焼きしてから、クレンザーなどで磨き、始めにクズ野菜などを炒めて、ある程度油を馴染ませればいい。
パエリア自体は、油分が多い料理なので、最初におろすのにそれほど気を使う必要はないだろう。
日本のコンロは、火口が小さめで、パエリア鍋をかけると中央部分だけが加熱される傾向が強いようだ。
そういう意味では、同じ鉄製でも底面を厚めにとってあるものや、熱伝導性が高いステンレスや、銅製のものなどを選ぶのも一つの選択肢かも知れない。
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